岳南鉄道沿線史跡めぐり
8月21日、富士市の交通史の面からも重要な存在である岳南鉄道について知ってもらおうと、「岳南鉄道沿線史跡めぐり」をテーマに夏の文化財めぐりが行われました。小学生から一般までの48人が岳南鉄道の電車を利用しながら、吉永・須津地区の史跡を歩いて回りました。
コース 吉原駅−岳南富士岡駅 講演「岳南鉄道の歩み」、車両見学会→てがみ塚→医王寺→湧水(ゆうすい)公園→岳南富士岡駅−岳南江尾駅 車どめ見学→宮添(みやぞえ)遺跡埋蔵文化財発掘調査現場→浅間(せんげん)古墳→福聚(ふくじゅ)院→神谷駅
「岳南鉄道の歩み」
東海道本線が開通して以来、そこから離れた吉原、原田、須津の各村の住民は、強く鉄道の建設を望み運動をしました。その後、経済不況や戦争などがありましたが、ついに地元住民の熱い願いがかない、昭和24年11月に吉原(鈴川)駅から吉原本町まで開通しました。そして、昭和28年に江尾駅まで開通。以来、地元住民の足として親しまれてきました。
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( 写真説明 ) 1.柳並木と清らかなわき水が調和した湧水公園
( 写真説明 ) 2.医王寺にある山本勘助(武田信玄の軍師)の墓
( 写真説明 ) 3.宮添遺跡…旧石器時代から近世までの遺構や遺物が発見されている複合遺跡。今回の調査では、弥生時代後期から奈良・平安時代にかけての住居跡などの遺構が数多く発見されています。
( 写真説明 ) 4.浅間古墳…国指定の史跡で、県東部では最大級の前方後方墳。
( 写真説明 ) 5.福聚院前の根方街道に並ぶ石造物や塔
( 写真説明 ) 成岡栄次(なるおかえいじ)さん(岳南鉄道前鉄道部長)による車両内での講演「岳南鉄道の歩み」
( 写真説明 ) 「赤がえる」の名で親しまれている5000系電車
●ふだん見られない遺跡の発掘現場を見られて、富士の歴史を身近に感じました。(神谷邦夫さん親子)
●湧水公園の水が冷たくておいしかった。岳南鉄道の電車に乗ったのは初めてですが、かわいかったです。(望月智世さん親子)
●吉永・須津地区に来たことがなかっので、こちらの遺跡やお寺が見られてよかった(小林あやよさん、鎌野徳恵さん)
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