吉原第三中学校では、昭和60年から長野県豊丘(とよおか)村の農家に宿泊し、農作業を体験する勤労体験学習を行っています。その活動を側面から支援し、豊丘村の皆さんと、交流を進めている「豊友(ほうゆう)会」を紹介します。
豊友会
豊友会は吉原三中PTAのOBを中心に平成7年10月に発足。現在の会員は約160人。その中には、中学生のとき勤労体験学習で実際にお世話になった人もいるそうです。
豊友会会長の望月恵子さん(字東川西町)は、「農作業の忙しいときでも、生徒たちを快く受け入れてくれる豊丘村の皆さんへ、何かの形にして感謝の気持ちを伝えたいという思いが一つになり、この会が発足しました。それ以後、豊丘村を何度も訪れるなどして交流を進め、今ではお互いの気持ちの中に入り込めるほど親しい交流になっています。
特に、毎年11月に豊丘村で開かれている『とよおかまつり』には、富士市の特産品であるトイレットペーパーなどを持参して参加。豊丘村でも富士市から来る私たちを歓迎してくれます。また、豊丘村の皆さんが昔の体験学習のときの写真を見せながら話が弾むときなど、距離や時間を越えた心のつながりを感じますね。
ことし豊丘村でも、受け入れ農家を中心に富士市民との交流を目的にした『ふじ友の会』が発足するほどになりました。これからも、いろいろな機会を通じ、豊丘村の皆さんと心と心の交流を進めていきたいと思います。そしてこの交流が、いろんな面で皆さんの支えになってくれればうれしいですね」と話してくれました。
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( 写真説明 ) 豊友会の皆さん
( 写真説明 ) 7月初め、富士市を訪れた豊丘村の皆さんは、吉原三中の生徒と楽しく交流