今回は、市内6校の高校の生徒が学校の枠を超えて集まり、福祉活動や富士まつりのかぐや姫絵巻への参加など、さまざまな活動をしている高校生の会「絆(きずな)」を紹介します。
富士市高校生の会「絆」
この会はロータリークラブが主催した「新世代会議」に市内6高校の生徒が集まったことがきっかけで、平成9年に発足しました。会議終了後、せっかくだから6校で何かしてみようと、まず最初に発展途上国に学校をつくることを目標に牛乳パックの回収を始めました。その後も、みんなで計画を立て、市民福祉まつりへの参加や福祉施設でのもちつきなど活発な活動をしています。
会員の皆さんは次のように話してくれました。
「この会はできて間もないけれど、いろいろな活動をしています。ボランティアだけでなく高校生だからこそできることや、今しかできないことに挑戦しています。確かに勉強も大切ですが、それだけの高校生活ではつまらないですものね。それに、自分の学校以外の人と話をするのは刺激になります。
今どきの高校生というイメージで判断する大人もいますけれど、自分たちのやりたいことを見つけ、実行していくときの高校生パワーはすごいものがあります。会議などでも意見が飛び交って、まとめるのが大変なときもあります。それに、6高校の生徒が集まると人数も多いので、できることの可能性が広がりますね。
今後の新しい活動としては、市内の中学校との交流活動を考えています。これもまだ交渉段階なのですが、中央公園に掲示板を設けてもらって、各高校が順番に工夫を凝らした学校紹介をしていこうという計画があります。また、企画運営から高校生手づくりのフリーマーケットを来年の1月に中央公園で予定しています。ステージを設け、いろいろなイベントも用意するつもりですので、ぜひ足を運んでみてください。」
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