教育の振興と芸術文化の向上に貢献した人に贈られる「富士市教育文化奨励賞」。ことしの受賞者は、2人、1団体の皆さんです。11月3日の文化の日に、ロゼシアターで表彰式を行います。
自然科学 篠ヶ瀬(ささがせ)卓二さん(中里)
昭和12年生まれ。教員時代から日本地質学会、静岡県地学会などに籍を置き、当市における地質学者としてすぐれた業績を上げる。昭和61年に発行された「富士市の自然」において、地質地形の部会長として参画し、多大の功績を残しています。
郷土史 芹沢寿夫(としお)さん(伝法)
大正11年生まれ。昭和45年に駿河郷土史研究会に入会。平成元年に同会が刊行した「富士市の仏教寺院」の調査・研究に深くかかわり、関係者はもとより多くの研究者や市民に広く活用され、高い評価を得ています。
郷土芸能 原田清流子供太鼓保存会(原田)
昭和62年に会が発足。現在約100人の会員が所属し、文化祭や富士まつり、ふるさと芸能祭など数々の行事に出演。また、姉妹都市オーシャンサイド市への友好訪問や各都市との交流会に積極的に参加するなど、伝統芸能の普及に努めています。