男性の自立と男性としての特性を生かしたボランティアを目的に結成された「富士男性自立サロン(おたすけマン)」。
今では女性の会員も多く参加して、枠にとらわれず活発な活動をしています。
富士男性自立サロン(おたすけマン)
平成6年に開講されたボランティア講座の男性受講生によって結成された「富士男性自立サロン」は、現在会員48人、うち女性が15人のグループです。活動内容は、男性の自立を進める学習(料理教室など)とボランティアに分けられます。ボランティアはあえて種類を限定しないと言うだけあって、車いす移送車の運転や施設のイベントの際のテントの設営、大工仕事やバザーの手伝いなど多種多様。頼まれればほかのボランティアグループの手伝いもこなすそうです。
男性会員の皆さんは 「男性の中には仕事一筋で、気がついたら何もできない、何も知らないことに愕然(がくぜん)となる人が実際います。最初はそうならないために、会社以外の場所とのつながりを求めて集まったんです。
高齢社会に向かって男性のボランティアの需要は高まっていますし、ボランティアをしたいと思っている男性は多いのではないでしょうか。しかし、男性は会社以外の世界に足を踏み入れることにためらいがちです。それに、残念なことに男性がボランティアをすることに、まだまだ世間の理解が得られていない側面もあります。
まずはいろいろ考えず、前に一歩踏み出すことですね。日常生活の中で自分のあいた時間に手軽にできることは、たくさんあります」と話してくれました。
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( 写真説明 ) 富士男性自立サロンの皆さん