今回は、自分たちの住環境をもっとよいものにしようと、生け垣・ガーデンコンクールを行うなど、自主的な活動を続けている「厚原北部まちづくりの会」を紹介します。
厚原北部まちづくりの会
「厚原北部まちづくりの会」は、平成7年12月に用途地域の指定替えを契機に、厚原北区、厚原東3丁目、厚原西区、傘木の四地区にまたがる第一種低層住居専用地域内の住人で結成されました。会では、住人が話し合ってまちづくりのルール「申し合わせ」を決め、良好な街並みの形成を目指して活動しています。生け垣・ガーデンコンクールは、まちづくりの意識を高めてもらおうと計画されました。
会長の中込恭司さんは、次のように話してくれました。
「住居はほっとできる場所であると同時に、安全でなくてはなりません。しかし、無秩序に開発が進めば、家が密集したり、自然が少なくなったりして、住環境が悪くなってしまいます。私たちの会では、そうならないための約束事をみんなで話し合いながら決めています。
生け垣・ガーデンコンクールは、生け垣や庭づくりのすばらしい家を表彰します。生け垣は私たちの目を楽しませてくれますし、ブロック塀と比べ開放的で明るい印象を与えます。万が一地震が発生したときも安全です。これからも、続けていきたいイベントですね。
コンクールの審査には地区のジュニアリーダーにも参加してもらいました。まちづくりは一朝一夕にできるものではなく、長期的な計画を立て進めていかなくてはなりません。そのためにも、将来のまちづくりを担っていく青少年と一緒に活動していく機会をふやしていきたいと考えています。
これからのまちづくりをみんなで考え、実践していくことで、近所や世代を越えたコミュニケーションの輪が広がっていくことを期待しています」
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( 写真説明 ) 最優秀賞に輝いた本多利夫さんのお庭
( 写真説明 ) 生け垣・ガーデンコンクールの審査風景