初夏の風物詩・蛍を守る 富士ほたる愛好会
市内には、蛍が見られる場所が何か所かあります。その中の代表的な場所である鎧(よろい)ヶ渕親水公園(原田)を中心に、蛍の放流などの活動を行っているのが「富士ほたる愛好会」です。
生活排水の増加や河川の改修などが原因で減少してしまった蛍を再び呼び戻そうと、幼虫を飼育して放した結果、鎧ヶ渕親水公園では自然発生するほどになりました。会員の皆さんは「蛍の柔らかな光に魅せられてしまったと言っても過言ではありません。蛍の光には人間の心を和ます不思議な力があります」と言います。
蛍は成虫になると2週間ぐらいで死んでしまいます。そのほんの短い間だけ、私たちの目を楽しませてくれるのです。
「一時は数匹しか観察できなかった蛍が、鑑賞会を開けるほどふえたことは本当にうれしいことです。ことしの鎧ヶ渕親水公園では、5月中旬から蛍が姿をあらわし、6月中旬ごろまで観察できるでしょう。異常気象のためか例年より早いですよ。時間帯としては夜7時30分から8時30分ぐらいがいいと思います。蛍を見たことがない人はもちろん、蛍に思い出がある人なども、ぜひ誘い合って足を運んでみてください。蛍の光は幻想的で、本当にきれいですよ」と話してくれました。
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