市民ミュージカルの振りつけも担当する泉流日本舞踊の第一人者
泉 裕紀(ゆうき)さん(大淵)
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泉さんが、日本舞踊を始めたのは四歳のとき。平成2年には日本舞踊協会主催の「新春舞踊大会」で第一席の会長賞を受賞。昨年12月には、東京の俳優座劇場で行われた創作舞踊展で20分間の大作を一人で踊り切るなど、泉流を代表する日本舞踊家として活躍しています。
その傍らで、11月に開催の市民ミュージカル「新曽我物語・名残(なご)りの小袖(こそで)」や姫名(ひめな)の里まつりでの創作舞踊の振りつけをしたり、富士まつりの「かぐや姫絵巻をつくろう会」の一員として衣装を担当したりと、さまざまな活動を行っています。
こうした活動について、泉さんは「それぞれみんなの気持ちが一つになってつくり上げていくもので、やりがいがあるし、とても楽しいです。富士市の街は、新しいものが多く、姫名の里まつりや富士まつりのかぐや姫絵巻などは、後世に伝えていくものなので、とても大切だと思います。ですから、もっと多くの皆さんに参加していただきたいですね」と話します。
舞踊家としては、5月31日にロゼシアターで行われる富士市の各流派がそろって行う日本舞踊の公演に向けてお弟子さんとともに練習に励んでいます。また、師匠になって20周年を記念して、来年発表会を企画中など、多くの舞台が控えています。泉さんは、「日本舞踊は日本のことを知る上で大切なものだし、奥深くて楽しいものです。でもあまり知られていないので、ぜひ多くの人に見てもらいたいし、やってもらいたいですね」と話してくれました。