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【広報ふじ平成10年】富士市の平成10年度予算

新世紀に向かって躍動するまちづくりのために

 市の予算には、一般会計と特別会計、企業会計があります。
 一般会計とは、市税収入を主な財源として、道路、教育、福祉などの行政の基本的な事業に使う会計のことです。
 特別会計は、一般会計の歳入・歳出と切り離し、特定の事業ごとに分けて経理をしており、富士市には、18特別会計と2企業会計(水道事業・病院事業)があります。

 一般会計   663億円
 特別会計   379億2,071万円
 企業会計   168億4,029万円
 合計     1,210億6,100万円


一般会計予算額 663億円
●歳入:財源の65.8%を占めるのは、皆さんから納めていただく市税
 歳入は市が独自に確保できる市税(市民税や固定資産税)などの自主財源と、国や県から補助・交付される国・県支出金や市債などの依存財源から構成されています。
 平成10年度の一般会計予算の歳入に占める自主財源の割合は78.9%です。しかし、市税収入は、固定資産税で若干増加しましたが、個人市民税においては特別減税の実施、法人市民税は景気低迷と税制改正から減少となり、伸びはほとんど期待できない状況です。
 このような情勢の中、借入金の抑制を図り財政の健全化に努めました。

歳入
会計年度内に入ってくるお金
科目別               収入金額 
総額                       663億円
市税(市民税、固定資産税など)          436億1,570万円
諸収入(貸付金元利収入など)           41億87万円
国庫支出金(国からの補助金など)         39億3,422万円
市債(市の借入金)                33億2,370万円
県支出金(県からの補助金など)          26億4,491万円
地方消費税交付金(県から交付される消費税)    22億円
分担金及び負担金(施設入所者の負担金など)    19億2,810万円
使用料及び手数料(市営住宅使用料など)      14億8,987万円
繰越金(前年度からの繰越金)           10億円
自動車取得税交付金(県から交付される目的税)   6億5,000万円
地方譲与税(国から地方に譲与されるお金)     6億3,400万円
その他                      7億7,863万円

財源別歳入
自主財源
市税     65.8%
諸収入    6.2%
分担金・負担金ほか  6.9%
依存財源
市債     5.0%
国庫支出金  5.9%
県支出金ほか 10.2%


歳出
会計年度内に使うお金
科目別                  金額   
総額                   663億円
土木費(道路や公園などの整備に)     133億1,163万円
民生費(高齢者、児童などの社会福祉に)  115億6,245万円
教育費(学校整備や社会教育に)      93億2,064万円
公債費(借りたお金を返すために)     84億2,723万円
衛生費(ごみ処理や病気の予防に)     72億3,252万円
総務費(庁舎管理や人件費などに)     63億7,709万円
消防費(消防・水防・防災のために)    36億5,237万円
労働費(働く人のために)         20億4,910万円
農林水産業費(農林業や水産業のために)  19億4,388万円
商工費(商業や工業のために)       17億2,885万円
議会費(議会の運営のために)       5億8,403万円
その他                  1億1,021万円


目的別歳出
土木費  20.1%
民生費  17.5%
教育費  14.1%
公債費  12.7%
衛生費  10.9%
総務費  9.6%
消防費ほか  15.1%


●歳出:土木費が5年連続トップ
 平成10年度も「ふじ21世紀プラン」後期基本計画に沿って、予算を定めました。その結果、歳出目的別に見ると、土木費がトップで20.1%を占め、続いて民生費17.5%、教育費14.1%の順になっています。
 平成10年度の特徴としては、昨年度3位だった民生費が富士中学校・青葉台小学校の完成などにより教育費を抜いて2位になったことが挙げられます。民生費は、これからの少子・高齢社会を見据えた施策や障害者・児童などの福祉施策の充実に当てられます。


企業会計
水道事業の予算額  42億4,937万円
 配水池の築造及びさく井工事や基幹管路の耐震化の整備を行います。
病院事業の予算額 125億9,092万円
 外来患者駐車場の拡充整備や入院患者の個室の改修、大型医療機器(胸腹部・頭部用の多目的血管造影撮影システム)の整備を行います。


特別会計
 平成10年度より「富士駅周辺土地区画整理事業清算金特別会計」と「墓園事業特別会計」を新たに設置しました。
特別会計予算額 379億2,071万円
特別会計区分             予算額
老人保健医療事業         138億8,600万円
国民健康保険事業         128億4,900万円
下水道事業            86億円
墓園事業             6億3,700万円
公共用地先行取得事業       5億3,041万円
富士中部土地区画整理事業     5億400万円
地方卸売市場事業         2億円
富士駅周辺土地区画整理事業精算金 1億8,560万円
駐車場事業            7,200万円

*右の表では、財産管理特別会計(内山、旧吉原、旧島田、旧今泉、旧今泉・一色・神戸・今宮、旧元吉原、旧須津、旧吉永、旧原田)を省略してあります。
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