東京・大阪国際女子マラソンに8回ずつ出場の経験を持つ
渡辺博子さん(富士岡)
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渡辺さんは、東京と大阪の国際女子マラソンに8回ずつ出場を果たしているという静岡県を代表する長距離ランナーです。その渡辺さんが、陸上を本格的に始めたのは、高校生になってから。そして、全国高校総体800メートルの部入賞の実績を買われて実業団へ。しかし、走ることが仕事で、勝つためのレースをしなければならなくなって、「だんだん走ることがつらくなり、もう二度と走りたくないと思った」と言います。そして、会社をやめ、結婚、出産。ところが、7年間のブランクの後、「おむつを畳みながらテレビでオリンピックを見ていたら、マラソンのアンデルセン選手がふらふらになりながらもゴールしたんです。その姿にとても感動してもう一度走りたくなりましたね。そうしたら、次の日にはもう走っていましたよ(笑)」。
こうして、現在も数多くの大会に出場し、週6日、1日10〜15キロメートルの練習を欠かさない渡辺さんは、富士陸上教室で小学生の指導にも当たっています。渡辺さんは、「今は楽しみながら走っています。走っているときが一番はつらつしているって言われますね。走っていてよかったことは、大会などでいろいろな人と出会って友達になれたことです。私より年輩の方が頑張っているのを見て、とても励みになります。これからは、トラック競技にも力を入れていきたいし、子供たちの走りも応援していきたい。そして、何よりも長く元気に楽しく走れたらいいですね」と話してくれました。