平成8年度の決算のあらましと9月30日現在の平成9年度一般会計予算の上半期執行状況をお知らせします。
富士市の財政事情と、私たちの税金が未来のまちづくりのためにどのように使われているのかをごらんください。
決算のあらまし
平成8年度は、長期化した景気の低迷などにより厳しい財政状況でしたが、5年後に到来する21世紀を見据え、明るさと幸せを実感できる市民生活の実現に重点を置いて、さまざまな事業を行いました。
主な事業として「富士マリンプール」や「広見公園」の完成のほか、新市施行30周年記念式典などが挙げられます。
一般会計の決算額は歳入が725億3,685万円で、歳出は696億9,625万円でした。
歳入は市税などの自主財源が73.0％、国庫支出金などの依存財源が27.0％でした。
歳入で一番多いのは、市民税や固定資産税などの市税で、全体の58.4％を占めています。この額は富士市民1人が約18万2,760円を負担していることになります。
歳出を科目別に見てみると、土木費がトップで全体の22.3％を占めています。広見公園や江尾公園の整備や市道の補修など、市民生活の充実のため155億6,261万円使いました。なお、歳出を市民1人当たりに使ったお金に換算すると、約30万618円になります。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 富士マリンプール
( 写真説明 ) 新市施行30周年記念式典
平成8年度一般会計
◆歳入
会計年度内に入ってきたお金
科目別 収入済額
総額 725億3,685万円
市税（市民税、固定資産税など） 423億7,178万円
市債（市の借入金） 89億4,330万円
国庫支出金（国からの補助金など） 47億6,472万円
諸収入（貸付金元利収入など） 35億9,662万円
繰越金（前年度からの繰越金） 29億9,025万円
県支出金（県からの補助金など） 23億6,993万円
地方譲与税（国から地方に譲与されるお金） 19億4,825万円
分担金及び負担金（施設入所者の負担金など） 18億1,943万円
使用料及び手数料（市営住宅使用料など） 18億1,354万円
自動車取得税交付金（県から交付される目的税） 7億4,559万円
利子割交付金（県から交付される利子割県民税） 5億4,412万円
その他 6億2,932万円
財源別歳入 725億3,685万円
自主財源
市税 58.4％
諸収入 5.0％
繰越金ほか 9.6％
依存財源
市債 12.3％
国庫支出金 6.6％
県支出金ほか 8.1％
市民1人当たりの市税負担額 18万2,760円
＊人口23万1,843人で算出 （平成9年3月31日現在）
自主財源
市がみずから収納したり徴収したりできる財源のこと。市民税、固定資産税、使用料や手数料など
依存財源
自主財源に対して、国や県からの収入のこと。市債、国庫支出金、県支出金、地方譲与税など
市債
市が建設事業などを行うため、国や銀行などから長期にお金を借りること
◆歳出
会計年度内に使ったお金
科目別 支出済額
総額 696億9,625万円
土木費（道路や公園などの整備に） 155億6,261万円
教育費（学校整備や社会教育に） 113億493万円
民生費（社会福祉などに） 107億4,893万円
衛生費（ごみ処理や病気の予防に） 86億5,805万円
公債費（借りたお金を返すために） 74億3,952万円
総務費（庁舎管理や人件費などに） 66億8,749万円
消防費（消防・水防・防災のために） 33億1,812万円
労働費（働く人のために） 20億3,016万円
農林水産業費（農林業や水産業のために）17億8,094万円
商工費（商業や工業の発展のために） 15億8,577万円
議会費（議会の運営のために） 5億5,902万円
その他 2,071万円
目的別歳出 696億9,625万円
土木費 22.3％
教育費 16.2％
民生費 15.4％
衛生費 12.4％
公債費 10.7％
総務費 9.6％
消防費ほか 13.4％
市民1人当たりに使ったお金 30万618円
道路や公園の整備に 6万7,125円
学校教育や社会教育に 4万8,761円
社会福祉などに 4万6,362円
ごみの処理や病気の予防に
3万7,344円
平成8年度 特別会計決算
歳入 361億5,154万円
歳出 353億556万円
特別会計区分 歳入 歳出
国民健康保険事業 116億3,828万円 112億2,908万円
老人保健医療事業 116億2,422万円 115億4,865万円
下水道事業 102億7,931万円 102億6,031万円
富士中部土地区画整理事業 11億3,628万円 11億761万円
公共用地先行取得事業 4億1,401万円 4億1,401万円
地方卸売市場事業 2億4,024万円 2億3,768万円
駐車場事業 6,671万円 6,392万円
・財産管理特別会計（内山、旧吉原、旧島田、旧今泉、旧今泉・−色・神戸・今宮、旧元吉原、旧須津、旧吉永、旧原田）を省略しています。
富士市には、16の特別会計と二つの企業会計があります。
企業会計決算
◆病院事業
事業収益合計 115億3,602万円
事業費用合計 115億794万円
純利益 2,808万円
◆水道事業
事業収益合計 26億3,855万円
事業費用合計 26億1,582万円
純利益 2,273万円
平成9年度一般会計は追加補正して663億5,700万円
平成9年度一般会計の上位7科目予算と執行状況
歳入
予算総額 663億5,700万円
収入済額 348億1,824万円
科目別 予算額 執行額
市税 434億310万円 276億1,579万円
市債 41億1,900万円 0 円
国庫支出金 40億9,234万円 10億188万円
諸収入 37億6,053万円 3億1,927万円
県支出金 25億2,976万円 3億8,634万円
分担金及び負担金 18億5,503万円 8億2,983万円
繰越金 15億1,600万円 25億5,561万円
歳出
予算総額 663億5,700万円
支出済額 277億976万円
科目別 予算額 執行額
土木費 124億1,477万円 39億4,125万円
民生費 109億5,048万円 48億7,183万円
教育費 109億1,492万円 43億6,730万円
公債費 80億445万円 36億7,466万円
衛生費 76億8,392万円 30億2,513万円
総務費 63億4,625万円 24億7,909万円
消防費 33億3,540万円 12億2,083万円
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