【広報ふじ平成9年】富士まつりを支える裏方たち
富士市最大の祭り「富士まつり」。真夏の到来を告げる一大イベントです。ことしの富士まつりは、台風9号の影響で関係者は天気予報とにらめっこの毎日が。それでも、当日の朝は、台風一過とはいかないまでも天候が持ち直し、みんなの熱気が通じて、予定どおりに開催されました。ことしは、かぐや姫伝説を新たな思考で紹介する「かぐや姫絵巻」パレードや、道路にチョークで落書きをする「ちびっこあつまれ」が新たに加わり、パレード広場は大盛況。3年目を迎えたかぐや姫千人綱引きも、すっかり富士まつりに定着しました。どの出し物も、企画から準備を進めていた裏方の皆さんは、参加者の盛り上がりにほっと胸をなで下ろす姿も見受けられました。今回は、いろいろな角度から富士まつりを支える裏方たちを特集します。
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( 写真説明 ) 初登場 かぐや姫絵巻
( 写真説明 ) 初登場 ちびっこあつまれ
( 写真説明 ) 熱き鼓動とリズムにあわせてオチャチャのチャ
( 写真説明 ) 浮かれた気分でサンバ・アミーゴ
社団法人 富士青年会議所 かぐや姫千人綱引きと大みこしで富士まつりを盛り上げる
富士まつりは富士市の活性化の大きな手段と考えています
富士青年会議所 文化ネットワーク委員会
委員長 佐野和資(かずよし)さん(御幸町)
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昨年の8月に富士青年会議所の文化ネットワーク委員会の委員長になって、1年間ずっとかぐや姫千人綱引きのことを15人のメンバーと一緒に悩み続けてきました。何せ、全員初めて担当になったのでなおさらでした。かぐや姫千人綱引きはことしで3年目で、初めは京都からの借り物の綱を使いましたが、2年目からは富士青年会議所自前の綱を購入して使っています。過去の担当者からは人集めが一番苦労すると聞いていましたから、ことしは事前の宣伝を吉原ナイトバザールやジャンボエンチョー吉原店で行いました。みんな関心を持ってくれて、その場で登録してくれたり、応援してくれたりする人がいて大変励みになりました。それと、ことしは昨年の神事的な演出を一新し、賞品を用意し完全な勝負として行いました。当日集った参加者も勝負と聞いて大勢参加してくれましたので助かりました。同じことを続けていくにも変化が必要だということをつくづく感じましたね。
また、文化ネットワーク委員会ではみこしの取りまとめも先輩から受け継いで行っています。年々参加団体が減ってきているんですが、みこしの土台に自由な飾りつけをして参加する簡単なものですので、来年はぜひいろいろな団体に参加してほしいですね。来年は、早目にみこしへの参加を呼びかけていくよう引き継ぎたいと思っています。
富士青年会議所では、富士まつりを富士市の活性化の大きな手段と考えていますので、これからも富士まつりを盛り上げていくためにがんばりたいと思います。
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( 写真説明 ) 綱引きを成功させるには、千人の人手が必要。参加者を集う作業も一苦労
( 写真説明 ) 綱が千人の熱い手に握られるため1年ぶりに倉庫から出される
( 写真説明 ) 昼間の仕事を終えて、毎晩のように成功への道筋をたどる。日がたつにつれてあせりだけが先行していく
( 写真説明 ) かぐや姫千人綱引きが無事に終わり、400メートルの綱を短時間で巻き込んでいく。精魂の力を込めて来年の富士まつりにつなげるために
( 写真説明 ) 大みこしと、各種団体に貸し出すみこしの台座を1年ぶりに倉庫から取り出し、ことしも活躍してくれと化粧直し
( 写真説明 ) 富士まつりの定番、大みこし。その重さはなんと1トンもある。120人がかりでパレード広場を練り歩く姿は、まさに勇壮。1年に一度の大みこしを担ぐには、富士まつりにかける熱い思いと気合いが必要です。
かぐや姫絵巻をつくろう会
富士市に伝わるかぐや姫伝説。今、時を超えてかぐや姫絵巻としてよみがえる。総勢約150人の市民が、その時代の衣装をまとい、ことしの富士まつりの目玉として青葉通りをパレード。沿道の多くの観客から歓声と拍手が沸き起こりました。この絵巻を見事につくり上げたのは、20人のボランティアスタッフ。このスタッフの皆さんの活躍ぶりを紹介します。
市民総参加型のかぐや姫絵巻が富士市の観光の目玉になれば…
かぐや姫絵巻をつくろう会会長 望月秀晃さん(一色)
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かぐや姫絵巻をやってみないかと富士まつり実行委員会事務局から打診されたのは、6月になってからのことでした。何せ急な話だったので、いろいろな人に声をかけて、最終的には20人がスタッフとして活動してくれました。
みんなやるからには、市民がつくり上げる絵巻ということで、市民の皆さんから喜ばれるようにしたい、来年、再来年につながるものにしたい、などといつも会合では議論が白熱していました。準備段階では、衣装を借りる調整や台車、予算のことなど苦労の連続でしたね。でも、みんな結構楽しんでやっていましたよ。
本番では、市民総踊りの合間だったこともあって、沿道で大勢の皆さんが声援を送ってくれていたのがうれしかったですね。
終わってみて、行進速度の調整などの課題はたくさんありますが、ぜひ来年以降も続けていきたいと思っています。この絵巻は小さい子供からお年寄りまで年代を問わず参加できます。そして、今まで富士まつりに参加しにくかった中・高校生も参加できるのが特徴となっています。この絵巻が、市民総参加型の富士まつりの核となるよう、さらには「かぐや姫の里・富士市」が観光の目玉になればと思っています。とにかく、今回は無理を言って集まってもらったスタッフには短期間ということもあり並々ならぬ努力をしていただきました。この場を借りてお礼を言いたいと思います。
今後は、スタッフの人数をふやし早目に準備していきたい、参加者の人数も今回の倍以上にふやしていきたい、またかぐや姫の昇天後どうなったかを絵巻であらわしたい、など夢は尽きないですね。
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( 写真説明 ) かぐや姫絵巻は、誕生期、幼少期、求婚期、昇天期の順にパレード。参加者は一般公募によって集まった市民です
( 写真説明 ) 参加してくれる人も見る人もみんなに喜ばれる絵巻にしたいと、会合は議論が白熱していつも夜中まで
( 写真説明 ) 大道具の製作は、来年にも使えるようにと妥協を許さないため、本番直前までかかった
( 写真説明 ) 予想以上の参加人数に、説明会での声に力が入ります
( 写真説明 ) 当日の準備は絵巻を飾るのに重要な竹切りから始まります
( 写真説明 ) 飾りつけは絵巻全体が引き立つよう細心の注意を払った
( 写真説明 ) 本番直前。参加者は、化粧をして衣装をまとうと、きりりと引き締まる
( 写真説明 ) パレード広場でさあ本番。皆さん初めての経験で走り回る。沿道からの声援に、台車を押す手に一段と力が入ります
( 写真説明 ) 本番が終わり皆さんいい笑顔。また来年も参加してください
富士まつりは多くの皆さんにより支えられています
華やかな富士まつりをつくり上げてくれた皆さんです。お疲れさまでした。また、当日に、そして翌日早朝に、ごみの片づけをしてくれた「明るい社会づくり運動富士支部」と「シルバー人材センター」を初めとする各団体の皆さん、大変御苦労さまでした。富士まつりは、皆さんの熱い思いによって支えられています。
ボーイスカウト富士地区協議会
おもしろ自転車
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楽しい祭りを安全に進めるために交通安全指導員
富士まつりに来てくれる皆さんが、安心して富士まつりに参加し帰宅できる影には「安全」を守る交通安全指導員の暖かい気持ちがあります
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富士市子ども会世話人連絡協議会
- ちびっこあつまれ -
たくさんのちびっ子が道路に思い思いの落書きをふだんできないことだけにとても楽しそうでした
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添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
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