国道一号(バイパス)の江川地下道に、前田区子ども会によって、海の中をイメージしたかわいらしい壁画が描かれましたのでお知らせします。
前田区子ども会による海中をイメージした地下道
江川地下道は、中に電気はついていますが、道幅が狭いため薄暗く、また、その周辺も人通りが少ないことから、暗いイメージがありました。そのせいか、地下道の周辺では治安が悪く、大人でも一人で歩くには怖いところだったそうです。
この地下道は、前田区の子供たちの通学路になっており、区では深刻な問題となっていました。そこで、4月になってからは、毎日父兄が二人ずつ交代で、下校時間に合わせて地下道周辺の監視を続けてきました。こうした中、父兄から犯罪防止のため地下道に壁画を描いたら、という提案が出されました。これを受け、前田区子ども会の全員が、2日間かけて「海の中」をテーマに思い思いのデザインで壁画を制作しました。
前田区区長の長嶋政雄さんは、「絵が描かれて地下道は明るい雰囲気になりました。子供たちも自分がかいた絵があって、地下道を通るのがとても楽しいようです。一般の利用者からの評判もいいですね。ただ、地下道の中は明るくなったけれども、周辺ももっと明るくしたいものです。兵庫県の小学生殺害事件もあったことだし、区として行政に働きかけをするなど、犯罪防止に向けてもっと考えていかなければ…」と話してくれました。
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( 写真説明 ) 壁には、カラフルなクジラ、タコ、カニなどが描かれています
( 写真説明 ) 前田区子ども会の皆さん