富士市青少年指導委員
富士市青少年指導委員は、青少年を健全に育成することを目的に、昭和42年に設置され、ことしで30周年を迎えます。委員は、各地区の生涯学習推進会会長と小・中・高校の学校長から推薦されて、富士市教育委員会から委嘱されます。現在は、216人が活動しています。
主な活動は、各地区を巡回する通常補導や、駅・駅周辺、列車内を見回る通学特別補導、富士市四大祭りの祭典補導などの補導と、青少年に関する相談業務です。補導では、警察と連携を図りながら、主にたばこやシンナーを吸っている青少年などへの声かけを行っています。
青少年指導委員会会長は、次のように話してくれました。
「委員を務めて20年目になりますが、毎日が委員としての活動だと思っています。今まで、もちろん嫌なこともありました。でも、私が指導した子供が結婚式に呼んでくれて、しかもその子に赤ちゃんが産まれたとき、『これで親の気持ちがわかっただろ』と言ったら涙をこぼしていたのがとてもうれしかったですね。委員をやってきて、自分の子育てにも役に立ったし、自分にも家族のためにもよかったと思います。
子供たちは、とても環境に感化されやすいです。子供たちにとってよい環境をつくるため、テレクラの看板や有害図書・ビデオの自動販売機の撤去などを働きかけていきたいと思います」
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( 写真説明 ) 吉原祇園祭で巡回を行う青少年指導委員会会長(中央)