新緑の季節となりました。「さわやかな風を感じたい」と思っている皆さんにぴったりの「丸火自然公園」を御紹介します。キャンプ、オリエンテーリング、バーベキュー…、楽しみ方はたくさんあるけれど、やっぱり丸火に来たならば、一度は自然観察をすることをお勧めします。
目の前には、四季を彩る木々が全面に広がり、耳を澄ませば、鳥のさえずりが…、足をとめれば、草木花のほのかな香りが…。野草や木の実をちょっと味見して、手で直接自然に触れてみる。
さあ、五感を研ぎ澄まして、自然の宝庫「丸火自然公園」を楽しんでみませんか。
私たちが、ファミリーコースを御案内します
平成8年度市政モニター 菊池由美さん・愛季(あき) ちゃん(水戸島元町)
少年自然の家 成瀬賢司 業務員
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( 図表説明 ) 案内図
●コース案内図にある植物などには、それぞれ標識がかかっていて、わかりやすくなっています。
少年自然の家
少年自然の家で、丸火自然公園の「自然観察ガイドブック」を借りて、さあ出発。
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丸火自然館 森林の働きや自然界のしくみ、森林と人間生活の関係をわかりやすく解説展示している丸火自然館。開館時間は9時〜16時で、休館日は火曜日。入場料は無料です。まずは、公園内にどんな鳥がいるのかチェック。
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万葉の森入り口
450種類余りの植物が、道沿いで出迎えてくれる神秘な世界への入り口。
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サンショウバラ
富士山周辺にしか咲かないというバラ。このときはまだ芽も出ていませんでしたが、初夏にはピンク色の花が咲きます。
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マムシグサ
一瞬ビクッとする形。名前のとおりマムシにそっくり。でも、やっぱり毒があるので食用にはできません。
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●自然保護のため、草花を根こそぎとることや木を傷つけることはやめましょう。これは、自然観察の最低限のマナーです。
クロモジ
枝の肌に黒い斑点(はんてん)があるのが特徴。樹皮は上品な香りがするため、つまようじに使われます。ヤングコースでも見られます。
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イタドリ ちょっぴり酸っぱい味。水分補給にいいかも。
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バーベキュー場
休日になると多くの人でにぎわいます。
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富士見ヶ池 雨水を集めた人工の池ですが、水と森林とが調和して見事な景観をつくっていて、この公園の目玉となっています。
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中央広場
スポーツなどで思いきり遊べます。
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フィールドアスレチック
アリ地獄やターザンロープなど、13種類のアスレチックで体力を試しましょう。
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キャンプ場
テントサイト64区画、キャンプ広場、炊飯所、キャンプファイヤー場などが整備されています。キャンプ場や貸し出しテントを使用するときは、林政課へ直接申し込んでください。
●テントサイト使用料(1区画1泊につき)
市内在住・在勤者 200円、市外 300円
●貸し出しテント使用料(5人用1張り1泊につき)
市内在住・在勤者 200円、市外 300円
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フジザクラ
マメザクラの仲間で、富士山周辺にしかない特別な種類。花が下向きに咲きます。
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ツリバナ
葉陰に長くぶら下がって咲く花と果実が特徴。朱色の果実の美しさは、公園内で随一です。
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丸火自然公園の動物
丸火自然公園では、さまざまな動物が見られます。特に春から夏にかけて、いろいろな鳥のさえずりがいっぱい聞かれ、心地よい気分にさせてくれます。
シジュウカラ
1年じゅうよく見られ、ツツピと鳴きます。
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アカゲラ
アカゲラなどのキツツキの仲間がつついた跡があちらこちらに見られます。
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アサギマダラ
5月の中旬になるとチョウの仲間がよく目立ちます。
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モリアオガエルの卵
5月から6月に、池の近くの木の枝についています。
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健脚ぶりを発揮したい皆さんにお勧め ヤングコース
ファミリーコースに比べ道幅が狭く、急な坂も多くなっています。また、溶岩がゴツゴツしているので、少し歩きにくいかもしれません。しかし、このコースの方が、より自然に近いままの状態にふれることができます。
ハナイカダ
葉の中央に小さな緑色の花が乗っているのが特徴。
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溶岩洞穴
公園内には、洞穴がいくつかあります。この洞穴は通り抜けられます。
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モミジイチゴ
6月ごろには、黄色い実がなり、食べられます。
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道端の草花
道端をよく見て歩いていると、さまざまな草花に出会えます。
アカネ
根が赤色。服にくっつき、こんな遊びもできます。
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ツクバネソウ
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ヤマオダマキ
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ファミリーコースを歩き終えて
丸火自然公園には、今までに何回も訪れたことがありましたが、こんなにいろいろな種類の植物があったなんて気づきませんでしたね。大いに勉強になりました。子供もこんな大自然にふれることができて、とても楽しんでいました。
これからも、この公園をどんどん利用していきたいですね。そのときは、植物など気をつけて見ていこうと思います。
★問い合わせ★ 林政課 電話51-0123 内線2574、少年自然の家 電話35-1697