忍び寄る覚せい剤の影(2)
覚せい剤の使用は、多くの人には無縁かもしれません。しかし、平成8年に富士警察署が検挙した覚せい剤事犯は104人。そのうち約60%は、10代と20代の若者でした。覚せい剤を安易に使用してしまうことにより、私たちの身近にまで覚せい剤の影が忍び寄ってきています。
その対抗手段として、私たち一人一人が覚せい剤を初めとする、さまざまな薬物に関する知識を身につける必要があります。
覚せい剤、アヘン系麻薬(ヘロインなど)、マリファナ、コカイン、LSD、シンナーなどの有機溶剤…。これらの薬物の乱用は、使用者の精神や身体をむしばむだけでなく、幻覚や妄想を引き起こし、殺人などの凶悪犯罪や悲惨な事故を生み出す原因となり、恐ろしいものです。
薬物使用の副作用はさまざまです。しかし、乱用し続けて最後に待ち受けるものは、いずれも「死」しかありません。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 主な乱用薬物の種類