静岡県交通事故全国ワーストワン脱出作戦展開中
交通事故-それは、だれにでも起こりうる魔の一瞬。
富士市では、昨年1年間に32人のとうとい命が交通事故によって失われました。これは前年に比べ13人の増加となり、県下では浜松市に次いでワースト2位という不名誉な記録となりました。
交通事故の恐ろしさは、一瞬にして「すべて」を失ってしまうということです。だれもが事故に遭ってから初めてその恐ろしさを知り、事故の悲惨さを痛感します。でも、そのときにはもう遅いのです。
ふえ続ける交通事故に歯どめをかけるには、1人1人の交通安全に対する自覚が大切です。私たち自身の身近な問題として、もう一度考えてみましょう。
チェック1 ハンドルを握るときは
1 シートベルトを正しく着用する
2 安全速度を守る
3 交差点では安全を確かめる
4 一時停止で歩行者の安全を確かめる
5 飲酒運転は絶対しない
チェック2 正しい自転車・バイクの乗り方に
1 ヘルメットを正しくかぶる
2 一時停止をして安全を確認する
3 安全速度を守り急な進路変更はしない
4 交差点では右折・左折車に注意する
5 カーブの手前でスピードを落とす
チェック3 安全な歩行をするために
1 歩道がある場所は歩道を通行する
2 夜間の歩行には反射材などを身につける
3 横断禁止場所の横断や無理な横断は絶対しない
4 横断するときは横断歩道などの安全施設を利用する
5 横断するときは安全を確認する
11月定例市議会本会議で交通事故全国ワーストワン脱出に関する決議案が提出され、全会一致で同案が可決されました。
交通事故全国ワーストワン脱出に関する決議
県下の交通事故発生件数は、平成7年には史上最悪を記録し、人口10万人当たりの件数も全国平均の約1.6倍におよび、平成2年以降6年連続して全国ワーストワンとなっている状況は、誠に憂慮すべきである。
よって本議会は、市民一人ひとりが認識を新たにし、自らが交通事故の当事者とならないよう願うとともに、各行政機関は交通事故のない安全なまちづくりの諸施策を積極的に進め、静岡県が交通事故全国ワーストワンから脱出するために交通事故撲滅に向けて努力することを決議する。
平成8年11月25日 富士市議会
問い合わせ 交通安全課 電話51-0123 内線2476