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【広報ふじ平成8年】富士市の財政報告

健康で明るく住みやすいまちづくりを目指して

 平成7年度の決算のあらましと、9月30日現在の平成8年度一般会計予算の上半期執行状況をあわせてお知らせします。
 皆さんからの貴重な税金は、富士市のまちづくりのため、どのように使われているのでしょうか。
 富士市の財政報告をごらんください。

 平成7年度は、景気回復の動きが弱く、厳しい財政事情のもとで、健康で明るく、住みやすいまちづくりを目指して、都市基盤の整備や教育・文化の振興、福祉施策の充実、産業の活性化など、限られた財源を有効に使いながら、さまざまな事業を行いました。
 主な事業としては、都市形成基盤となる道路・街路の整備や土地区画整理事業を初め、阪神・淡路大震災を教訓に地域防災計画の見直し、富士マリンプールの建設や第二清掃工場(し尿処理施設)の建設、新市施行(2市1町の合併)を記念して進められてきた広見公園の整備事業などが挙げられます。

一般会計
 一般会計は、市税収入を主な財源として道路整備や、教育、福祉などに使う会計のことで、平成7年度の一般会計の決算額は、歳入が729億411万円、歳出は699億1,386万円でした。
 富士市の歳入は、市税などの自主財源*が71.9%、市債*や国庫支出金などの依存財源*は28.1%となっています。
 歳入で一番多いのは、市民税や固定資産税などの市税。全体の57.3%を占め、417億7,085万円です。この額は、市民1人当たり約18万円を負担していただいたことになります。
 次に、歳出を科目別に見ると、土木費がトップで全体の22%を占めています。市道や都市計画街路の新設改良事業、富士駅南口広場人工地盤の整備など、快適なまちづくりのための市街地整備に154億1,581万円を使いました。
 なお、歳出を市民1人当たりに使ったお金に換算すると、約30万円になります。

特別会計・企業会計
 行政の基本的な経費を一般会計といい、特定の事業ごとに分けて、別個に会計を設けている事業費を特別会計といいます。富士市には、国民健康保険事業や老人保健医療事業、下水道事業など、16の特別会計があり、平成7年度の歳出総額は327億4,933万円でした。
 また、企業会計とは、公営企業である水道事業会計と病院事業会計のことをいいます。平成7年度の水道事業会計は8,511万円の純利益、病院事業会計は5,825万円の純損失がありました。
*自主財源…市がみずからの手で収納したり徴収したりできる財源のこと。例えば、市民税、固定資産税、諸収入、繰越金、使用料や手数料など。
*市債…市が建設事業などを行うため、国や銀行などから長期にお金を借りること。
*依存財源…自主財源に対して、国や県からの収入のこと。市債、国庫支出金、県支出金、地方譲与税など。


平成7年度 一般会計決算

歳入
会計年度内に入ってくるお金 
科目別                    収入済額
総額                     729億411万円 
市税(市民税、固定資産税など)        417億7,085万円
市債(市の借入金)              101億2,050万円
国庫支出金(国からの補助金など)       44億6,835万円
諸収入(貸付金元利収入など)         38億670万円
繰越金(前年度からの繰越金)         25億7,472万円
県支出金(県からの補助金など)        21億1,442万円
地方譲与税(国から地方に譲与されるお金)   18億9,562万円
分担金及び負担金(施設入所者の負担金など)  17億1,794万円
使用料及び手数料(市営住宅使用料など)    16億7,210万円
利子割交付金(県から交付される利子割県民税) 9億3,399万円
自動車取得税交付金(県から交付される目的税) 7億562万円
その他                    11億2,330万円

財源別歳入  729億円411万円
自主財源
市税     57.3%
諸収入    5.2%
繰越金ほか  9.4%
依存財源 
市債     13.9%
国庫支出金  6.1%
県支出金ほか 8.1%


歳出
会計年度内に使うお金  
科目別                  支出済額         
総額                   699億1,386万円       
土木費(道路や公園などの整備に)     154億1,581万円
教育費(学校整備や社会教育に)      117億6,582万円       
衛生費(ごみ処理や病気の予防に)     107億5,065万円       
民生費(社会福祉などに)         94億1,853万円       
総務費(庁舎管理や人件費などに)     72億4,376万円       
公債費(借りたお金を返すために)     66億9,013万円       
消防費(消防、水防、防災のために)    24億7,423万円       
労働費(働く人のために)         20億5,358万円       
農林水産業費(農林業や水産業のために)  17億8,061万円       
商工費(商業や工業の発展のために)    16億3,233万円       
議会費(議会の運営のために)       5億3,757万円       
その他                  1億5,084万円       

目的別歳出  699億1,386万円
土木費    22.0%
教育費    16.8%
衛生費    15.4%
民生費    13.5%
総務費    10.4%
公債費    9.6%
消防費ほか  12.3%
- 写真あり -
( 写真説明 ) 新市施行を記念して整備を進めてきた広見公園が、11月15日に全面開園。平成7年度は、公園の完成に向けて整備を行いました。
( 写真説明 ) ことしのオープンを目指し、平成7年度事業として整備を進めた富士マリンプール。この夏は、大勢の利用者でにぎわいました。
( 写真説明 ) 平成7年度は、地域防災計画の見直しや、避難路・避難地の整備を重点課題として取り組みました。
( 写真説明 ) し尿と浄化槽の汚泥を処理する第二清掃工場のプラントが老朽化したことにより更新建設工事を進めました


平成7年度 特別会計決算
 歳入 339億3,559万円
 歳出 327億4,933万円
会計区分            歳入       歳出         
国民健康保険事業      109億3,760万円  102億943万円   
老人保健医療事業      108億4,047万円  107億8,928万円
下水道事業         98億5,843万円   98億47万円
富士中部土地区画整理事業  12億2,759万円   11億6,140万円
公共用地先行取得事業    3億8,637万円    3億8,637万円
地方卸売市場事業      2億4,076万円    2億3,680万円   
駐車場事業         6,348万円      6,020万円

 富士市には、16の特別会計と二つの企業会計(水道・病院事業)がありますが、右の表では、財産管理特別会計(内山、旧吉原、旧島田、旧今泉、旧今泉・一色・神戸・今宮、旧元吉原、旧須津、旧吉永、旧原田)を省略しています。

平成7年度 企業会計決算
水道事業
事業収益合計  29億1,023万円
事業費用合計  28億2,512万円
純利益     8,511万円


病院事業
事業収益合計  109億6,470万円
事業費用合計  110億2,295万円
純損失     5,825万円


平成8年度の一般会計は 追加補正して685億9,460万円
平成8年度 一般会計の上位7科目予算と執行状況

歳入
予算総額 685億9,460万円
収入済額 333億3,410万円
科目別        予算額         執行額       
市税        420億110万円     261億5,267万円  
市債        67億4,080万円          0円    
国庫支出金     44億1,679万円     8億279万円  
諸収入       38億5,830万円     3億1,656万円  
県支出金      21億4,781万円     3億922万円  
地方譲与税     18億4,500万円     5億5,306万円  
分担金及び負担金  18億3,069万円     8億1,452万円

歳出 
 予算総額 685億9,460万円
 収入済額 283億5,272万円
科目別        予算額          執行額          
土木費       137億4,098万円   41億5,410万円     
教育費       110億5,531万円   47億3,402万円     
民生費       105億8,546万円   48億3,005万円     
衛生費       89億9,398万円   32億3,724万円     
公債費       74億2,109万円   34億8,468万円     
総務費       66億7,976万円   26億4,690万円     
消防費       33億4,054万円   11億4,770万円     
*歳出の執行率は、9月30日現在で41.3%
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
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