モデル地区で透明ごみ袋を試行
私たちの毎日の生活から多量に出されるごみ。市では、ごみの分別収集の徹底と減量化を図るため、モデル地区を指定して、8月1日から透明の試行袋を使った分別収集と古紙類の回収を試験的に実施しています。
今回は、この試行の内容をお知らせします。この試行を機に、モデル地区以外の皆さんもごみの出し方について一緒に見直してみましょう。
現在のごみの分別状況
市では、昭和56年から分別収集を始め、分別の徹底を市民の皆さんにお願いしてきました。しかし、ごみ集積場所へは、中身が見えない黒のビニール袋や段ボール箱、紙袋などに入れてごみが出されています。そのため、中には分別が徹底されず、収集作業中の火災やけがが発生しています。
また、古紙回収については、皆さんに自主的に資源回収に出すようお願いしていますが、燃えるごみの約1割が古紙で、そのままごみとして出されています。
モデル地区で透明ごみ袋の使用と古紙回収を試行
こうした現状を踏まえ、8月1日から平成9年3月31日までの間、富士駅北2地区と今泉地区をモデル地区に指定して、地区の皆さんに協力をいただきながら、次のことを試験的に実施しています。
◎分別に対する意識を再確認していただくために
ごみを出すときは、市で用意した透明の試行袋に入れて出していただく。
◎少しでもごみを減らすために
ごみとして出されている古紙類(段ボール、新聞紙、雑誌、牛乳パックなど)を月1回市で回収する。
モデル地区以外の皆さんにもご協力を
平成9年4月に「容器包装リサイクル法」が施行となり、リサイクルの基本となるごみの分別は、これからますます重要となってきます。モデル地区以外の皆さんにつきましても、透明または半透明などの中身が確認できる袋で出すようにお願いします。また、古紙類はごみとして出さないで資源回収に回すようお願いします。なお、モデル地区での結果を見ながら、平成9年度には全世帯対象に透明袋でのごみの収集に変更していく予定です。
ごみを出す前にもう一度チェックを
ごみは集積場所に出してしまえば、すべて片づいてしまうと思いがちです。収集日は守り、ごみとして出す前に、刃物やガラスなどの危険な物は紙に包むとか、瓶、缶などがまざっていないかもう一度チェックしてみましょう。
ごみ問題はみんなの問題
ごみ問題は、私たち一人一人の問題であると同時にみんなの問題でもあります。分別の徹底とごみの減量化を進めるため、市民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。
まちかどネットワーカー 池田雅子さん(本町)
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分別しないでごみを出すというのはモラルの問題。ほんの少しの手間で分別はできるものです。透明袋になることで分別が徹底できればいいですね。ただ、今後全世帯に導入するときは、事前に詳しい説明をしてほしいと思います。それから、古紙回収はいいことですね。富士市は紙の街なんだから、紙を有効利用しないなんてもったいないことです。
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( 写真説明 ) モデル地区での従前の出し方
( 写真説明 ) 試行袋を使用した出し方
問い合わせ 環境衛生課 内線2051・2053