移動図書館の充実を
昨年の5月に富士市へ転入し、1児の母となった小村(こむら)さんから、気軽に図書館へ出かけられない人のための移動図書館サービスを充実してほしいとお便りをいただきました。
小村真理さんと信裕(のぶひろ)ちゃん(松岡)
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【市長への手紙から】
昨年の10月にとても立派な図書館ができたことは、富士市民として、とても喜ばしいことです。
けれど、私のように車を運転できない主婦や、お年寄りなどは、どうやって中央図書館まで足を運べばいいのでしょうか。
読書は、子供からお年寄りまでの最も身近な学習手段だと思います。多くの本に触れることで子供は想像力を豊かにし、学生は知識を深め、お年寄りは頭の体操になります。図書館は、それらを満たすための大切な公共施設です。
ところが、私たちの家の近くには図書館がありません。移動図書館車のステーションもないので、とても残念な思いをしています。
そこで、もっと移動図書館サービスを充実してもらえれば、より多くの人が読書を楽しめるのではないでしょうか。
【市長の答え】
市では、中央図書館と、西・東図書館、富士文庫の3地域館のほか、でごいち文庫と移動図書館車一台による図書館サービスを行っています。これは、図書館の数として県内で浜松市に次ぐものです。
特に中央図書館は、生涯学習と情報化の時代を迎え、図書館への市民ニーズと期待が高まる中、平成7年10月に新しく開館しました。
一方、図書館から離れた地域の人たちのために、移動図書館車のステーションをふやし、蔵書の充実も図っています。特に、お手紙をいただいた小村さん宅周辺(松岡)には、新たにステーションを設ける運びとなりました。
駐車スペースが確保されることや、利用者がある程度見込まれれば、市内の広い範囲で移動図書館サービスを展開していけます。ぜひ、皆さんのご協力をお願いします。そして、何よりも図書館サービスを上手に利用し、読書を楽しんでいただきたいと思います。