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【広報ふじ平成8年】富士の民話あれこれ

富士川の大蛇
 富士川は、最上(もがみ)川(山形)・球磨(くま)川(熊本)と並ぷ日本三大急流の一つ。最近 では、めっきり水量が減ってしまいましたが、その昔は、富士川を渡ることをだれもが恐れるほどの急流でした。
 今回は、富士川の主である大蛇が暴れ、渡し船をひっくり返して人々を困らせていたというお話を紹介します。

 その昔、富士川には主がいて、その主に魅入られたら、だれかがいけにえにならない限り、渡し船がひっくり返されてしまい、向こう岸へ渡れないということがたび重なりました。
 そんなある日、水神(すいじん)の森にある渡し場から姫君の一行が船に乗り込みました。その姫は徳川家康の娘の一人で、三河の国の竹谷(たけのや)城主のもとへ嫁ぐ旅の途中でした。
 船が川の中ごろまで進むと、突然動かなくなりました。船頭は青くなって「皆さん、持ち物を何か一つ川へ投げ入れてください。さあ早く!」と叫びました。船の人々は急いで持ち物を投げ入れましたが、なぜか姫の物だけが沈みました。
 一行の中の一人、旗本の平松金次郎は、慌てふためく一同を静め、「皆の者、姫を頼むぞ」と言うと、姫の打ち掛けをかぶり、太刀を片手に川の中へ飛び込みました。
 やがて、船が動き始めるのと同時に、川面が真っ赤に染まりました。そして波しぶきとともに現れたのは、姫の身がわりとなった平松金次郎と大蛇の死骸(しがい)でした。今まで渡し船をひっくり返していた富士川の主は、この大蛇だったのです。
 それ以後、富士川には、平和が訪れたということです。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 穏やかな流れの現在の富士川


水神社の元氏子総代 木川行雄さん(松岡)
- 写真あり -
 その昔、富士川流域の住民は、川の氾濫(はんらん)に悩まされました。そこで、穏やかな川の流れと、渡し船の安全を祈願し、ここに水神社を祭ったのです。
 12、3年前の祭りの日、鈴川の人がやってきて「夢まくらに白いへびが現れ、“水神社へお参りしろ”とお告げがありました。早速来てみたら、お祭りだったので驚きました」と言うのです。それから時々見かけますが、水神社へ来るといいことがあるそうですよ。
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