元吉原中・体験クラブ
手話クラブ
元吉原中学校では、3年生を中心に「体験クラブ」というクラブ活動を行っています。体験クラブは「手話」「手品」「料理」「パソコン」「英会話」の5種類で、内容は生徒の希望により決められました。
今回は、この体験クラブの中から「手話クラブ」の活動について紹介します。
生徒の個性を生かす
元吉原中では、“元中・思いやりの郷(さと)づくり”をテーマとした学校づくりに取り組んでいます。特に、福祉教育や郷土学習などに力を入れ、生徒の自主性を尊重しながら、生徒個々の興味や能力を伸ばそうと、さまざまな活動を展開しています。
体験クラブは、それらの活動の一環として、昨年度から始まりました。3年生が主な対象で、3年生が部活動を引退する2学期以降から2月ころまでが、活動期間です。そのため、受験生活からのリフレッシュにもつながっているようです。
また、生徒のニーズに合わせて、講師に地域の人を“ゲストティーチャー”として招いていることも特徴の一つです。
手話を通して学ぶ福祉の心
体験クラブの一つ、「手話クラブ」には、積極的に手話を学ぼうと男子16人、女子17人の合計33人が参加しています。
手話クラブのゲストティーチャーは、今井在住の西野二見江(ふみえ)さんと鈴川在住の鈴木日出子さんのお二人。生徒が楽しく手話を覚えられるよう、 ゲストティーチャーの二人は、とてもわかりやすく教えてくれます。
例えば、生徒同士で自己紹介をしたり、会話ゲームをしたりしながら、生徒は多くの手話を覚えていきます。また、手話での歌も好評です。西野さんや生徒がピアノで伴奏して、“四季の歌”や“ふるさと”を手話で表現します。この方法で手話にリズム感が生まれます。
生徒たちは、手話を通して福祉の心を学んでいくのです。
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