浮島ヶ原に自然を生かした公園を
時々、仲間と一緒に浮島ヶ原へ絵を描きに出かけている山本さんから、浮島に残っている自然を生かした公園をつくってほしいと、お便りをいただきました。
山本房江さん(松岡)
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〈市長への手紙から〉
富士市には、多くの人を呼べるような、娯楽、文化、教育など、あらゆるものを総合した場所がないので、とても残念に思います。
そこで、浮島ヶ原の広大な場所を湿生花園にしたらどうでしょうか。富士山周辺の草花、湿地の草花などを集め、浮島に残っている自然を保護しながら、多くの人が絵画や写真などの趣味を楽しみ、余暇を過ごす憩いの場所。
ぜひ実現させてください。
〈市長の答え〉
浮島ヶ原の自然を活用して、湿生花園をつくってほしいとのことですが、市としては、浮島ヶ原固有の植生の保護と自然風景の保全、そして市民の身近な自然観察の場を提供することを目的として、中里字鬼ヶ島地先(国道一号バイパス北側付近)において、自然公園の用地取得を進めています。
本年度は、用地取得とあわせ、植生や水環境の基礎調査を実施しています。浮島ヶ原に自然を生かした公園をつくる場合、湿原としての水環境の維持管理、湿原植物や野鳥、昆虫などの保全のあり方が重要になります。公園の整備時または開園後、生物に与えるさまざまな条件の変化などを把握し、適切に対応しなくてはなりません。
今後は、自然公園の整備のあり方について十分な検討を加え、基本構想を作成していきたいと考えています。