21世紀の日本を考える基礎です、国勢調査
10月1日、全国一斉に国勢調査が行われます。国勢調査は、大正9年から5年ごとに行われ、今回は16回目。日本に住んでいるすべての人が対象となり、今回は全国で約1億2,500万人に及ぶと見込まれています。もちろんあなたも、あなたの家族も対象です。
暮らしに生かされます、調査結果
国勢調査は、法律に基づいて国が行う調査です。調査の目的は日本の人口を正確に把握するほか、急ピッチで進行する高齢化・国際化の状況、世帯の構成、住宅の状況など、日本の現在の姿を正確に知ることにあります。調査の結果は、国や県、市などが、これからの行政を考えていく大切な資料となり、私たちの暮らしのさまざまな分野で生かされていきます。あなたが記入した答えからつくられる統計が、みんなの貴重な財産となり、また、より快適で住みよい日本、安心できる未来を築くための道しるべとなるのです。10月1日、国勢調査に皆さんのご理解、ご協力をお願いします。
簡単です、安心です、調査内容
調査はまず、9月下旬から調査員がお宅にお伺いして、世帯ごとに調査票を配布します。調査の項目は全部で17。家族全員の氏名、出生の年月、就業状況などです。旅行などで一時留守にしている人、長期滞在している人、生まれたばかりの赤ちゃんも含まれます。また、アパートなどに1人で暮らしている人、下宿している人は、1人1人記入してください。記入された内容を他に漏らしたり、統計以外の目的に使用することは法律で固く禁じられています。どうぞ安心して記入してください。調査票は後日、調査員が集めに伺います。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 国勢調査のマスコット センサスくん
国勢調査
平成7年10月1日(日曜日)
9月下旬から調査員が伺います
総務庁統計局・富士市
大正14年と平成2年を比較した人口ピラミッド(国勢調査より)
- 図表あり -
大正14年10月1日現在
総数 6万4,615人
平成2年10月1日現在
総数 22万2,490人
大正14年 平成2年
老年人口(65歳〜) 4.6% 9.8%
生産年齢人口(15〜64歳) 52.9% 70.5%
年少人口(0〜14歳) 42.5% 19.7%
男 大正14年 平成2年
3万2,569人 11万599人
女 大正14年 平成2年
3万2,046人 11万1,891人
大正14年と平成2年の富士市の人口を、男女・年齢別に表すと、右の図のようになります。この図を「人口ピラミッド」といいます。
大正14年の統計を見ると、年少人口が多く高齢になるに従って人口が少なくなっています。平成2年の統計からは、戦争やベビーブームの出生数への影響や、近年、子供の数が減少していることなどがわかります。
人口総数に占める年齢別人口の割合から、将来の富士市の高齢化の進みぐあいなどを予想することができるのです。
調査期間中(9月23日〜10月7日)留守にする人は、連絡してください。国勢調査に関する問い合わせもこちらへ。
国勢調査富士市実施本部(総務課) 電話51-0123 内線2765・2766