ちゃっきり節日本一
城口(しろぐち)優子さん (松岡)
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第8回「静岡ちゃっきり節日本一全国大会」で優勝した城口さん。実に5回目の挑戦で、プロ歌手の卵も含めた約280人の中から初の日本一の栄冠をかち得ました。
「本当はすごく上がり症の私、最初は度胸試しのつもりで参加したんですが、やがて日本一になりたいと思い始めて…。練習にも力が入るようになりました。練習を積めば積むほど、高音域の声が出るようになります。そして、こぶしが回り、声に張りが出るようになるんです。練習を積めば積むほど成果が出るって、何事においても言えますよね」
秋田出身の城口さんが、民謡を始めたのは、15、6年前。民謡好きの人が多い東北に生まれ育っただけでなく、養父が、民謡の全国大会に何回も出場して優勝経験もあるほどの人だという影響もあるそうですが、城口さんが本格的に民謡を始めた理由は別にありました。
「実は、当時、一身上の事情があって、無気力な日々を過ごしていました。けれど、『このままではいけない。もっと前向きに一生懸命生きなくっちゃ』と思うことにしたんです。そこで何か長く続けられる趣味はないかと思って…。私って民謡が大好きなんですよね。声が出なくなるまで歌い続けたいと思っています」と意欲を見せてくれました。