「富士緑道」
街を流れる風は、日に日に暖かさを増し、新緑のまぶしい輝きが新たな息吹を感じさせます。今回は、私たちの身近な自然の宝庫、「富士緑道」を歩いてみました。
富士緑道は、昭和44年に国鉄(現JR)身延線が路線変更したのに伴って、市が廃線跡地を整備、昭和60年に完成しました。敷地は、富士第一小学校の東から身延線の潤井川鉄橋までの長さ2キロメートル、幅の平均7.5メートルで、南北に長い帯状の形をしています。
緑道には、アラカシやヤマモミジなどの広葉樹を主体に、花の咲く木や実のなる木などがあって、四季折々の変化が楽しめます。また、数か所にあるフジ棚は、5月の中ごろから、フジの花が見ごろとなります。
緑道は、通学路や通勤路として利用されているだけでなく、木製遊具やジャングルジム、滑り台、ベンチや太陽電池の時計などがあって、子供たちが遊んだり、近所の人たちが散歩したりする街のオアシスとしても親しまれています。
5月の晴れたさわやかな一日、風にそよぐ緑の中を歩いてみてはいかがですか。
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