【広報ふじ平成7年】特集 わくわくゴールデンウィーク 広見公園と歴史民俗資料館でおもいっきり楽しんじゃおう
もうすぐゴールデンウィーク。お休みの過ごし方はもう決まりましたか?どこに行こう、何をしよう…と迷っているなら、ぜひこの特集をごらんください。遠出するのもよいけれど、渋滞に巻き込まれて疲れてしまうのがオチ。富士市内にも、十分楽しめる場所がいっぱいあるんですよ。その中から、「広見公園と歴史民俗資料館」をご紹介します。
広見公園は、旧吉原市・旧富士市・旧鷹岡町合併の記念公園として、「ふるさと村」をイメージして整備されている、富士市を代表する総合公園です。合併30周年に当たる平成8年度の完成に向けて、急ピッチで整備を進めています。
この公園の緑あふれる広大な土地には、芝生広場や多目的広場、彫刻の森、全国県木の森、歴史民俗資料館の屋外施設などがあって、自然とたっぷり親しみながら楽しめます。また、公園内には博物館もあり、公園の北側に昨年オープンした歴史民俗資料館とあわせて、屋内で富士市の歴史にじっくりふれることができます。ですから、アウトドア派のあなたにも、インドア派のあなたにもお勧めの場所。今回は、見どころをアウトドアとインドアに分けてご紹介します。
家族連れで広場で遊ぶのもいいし、一人で歴史を勉強するのもよし、カップルで森林浴をするのもいいし、目的は何でも…。広見公園と歴史民俗資料館で、思い切り楽しんでください。
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( 図表説明 ) 案内図
アウトドア屋外
日本とロシアの友好の像「プチャーチン提督と日本の漁夫」
この像は、1855年に三四軒屋沖で沈没したロシア軍艦ディアナ号の乗組員と、彼らを救出した地元漁民との友愛の歴史を残そうと、ロシアのライキスさんから贈られたもの。見晴らしのよい場所にあります。
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児童遊園
4月1日にオープンしたばかりの幼児の遊び場。公園の西端に位置し、砂場やジャングルジムなどがあり、子供連れにはピッタリ。
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石川さん(久沢)とお孫さん
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「この木製の遊具は、木の感触がとても気持ちいいし、滑り台もついていておもしろいです。子供が気軽に遊べますから、また来たいですね。」
全国県木の森
47都道府県の木が楽しめます。日本全国の木を眺めながら散歩してみるのもいいかも。
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歴史民俗資料館屋外施設
歴史民俗資料館の屋外施設は、富士市内に残された文化財を大切に保存し、後世に伝えていこうと、貴重な建物や道しるべなどを移築したり、昔の住居などを復元したりしたものです。6世紀後半につくられたと考えられる横沢古墳や、江戸時代に建てられた旧松永家住宅など、14種類の文化財が楽しめます。
眺峰館(ちょうほうかん)
3階建て正八角形、避雷針つきのトタン屋根。ハイカラな建物でひときわ目立ちます。料理店の玄関部分だったものを移築したものです。
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東平遺跡竪穴(ひがしだいらいせきたてあな)住居(左)と高床(たかゆか)倉庫
8〜9世紀の伝法周辺の住居を復元。
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インドア屋内
市立博物館
博物館は、「富士に生きる 紙のまちの歴史と文化」をテーマに、郷土の歴史や文化を知ってもらおうと昭和56年に開館しました。
ここでは、郷土の縄文時代から現代までの歩みを、音声や模型などを取り入れてわかりやすく展示してあります。また、富士市の代表的な地場産業である製紙をテーマとした「紙の展示室」もあります。そこでは、手すき和紙の用具や近代的な製紙機械の模型などが展示してあり、製紙業の成り立ちを紹介しています。
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伝法小学校4年
岡田真実(まさみ)さん(右) 小林理恵さん
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私たちは、社会科の授業で、1万歩コース「伝法ふる里コース」について勉強しています。きょうは、そのコース内に博物館があることから、博物館にどんな物が展示してあるかを調べに来ました。
来るのは今回で2回目ですが、昔の紙のつくり方について、写真や模型で詳しく説明してあってわかりやすいですね。とても勉強になります。
歴史民俗資料館
歴史民俗資料館は、博物館の分館として昨年11月に開館したばかりの施設です。
この資料館では、昭和初期ごろ富士に生きた人々の暮らし(民俗)を、(1)ハマのくらし、(2)ドブッタのあるくらし、(3)タバショのくらし、(4)ヤマガのくらし、(5)人と物の行き来、の5コーナーに分けて紹介。展示物は近くで見られるようオープン展示となっています。
また、体験コーナーもあり、機(はた)を織る、しょいこで荷物を背負うなど、昔の人々の暮らしを体験できます。
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市立博物館 萩野裕子(ゆうこ)学芸員
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博物館は主に考古学的・歴史的なもの、歴史民俗資料館は民俗的なもの、そして屋外施設として昔の家屋や古墳などを展示しています。ですから、ぜひ三つあわせて見ていただいて、富士市の歴史と文化をたっぷり味わっていただきたいですね。
中でも歴史民俗資料館は、昔懐かしいおもちゃで遊ぶコーナーや、ナンバという田げたで湿田を歩くコーナーなどがあり、十分楽しめると思います。
(1)ハマのくらし
シラス船や桜エビのゆで釜など、地びき網漁やシラス漁を営んでいたハマに住む人々の暮らしを展示
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(2)ドブッタのあるくらし
浮島ヶ原の湿地帯を開拓した水田(ドブッタ)で、苦労して米づくりをしている様子を展示
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(3)タバショのくらし
加島五千石と言われた、加島平野の水田地帯(タバショ)に住む人々の暮らしを展示
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(4)ヤマガのくらし
ヤマガと呼ばれた、畑と山林が広がっている地域の暮らしを展示
- 写真あり -
(5)人と物の行き来
物々交換や行商などで行き来する様子を展示
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体験コーナー
- 写真あり -
( 写真説明 ) 昔のおもちゃで遊ぶ
( 写真説明 ) 機(はた)を織る
( 写真説明 ) 湿田を歩く
お知らせ
☆ふるさと村ウォッチングと博物館無料公開
とき 4月29日(土曜日)10時〜
ところ 歴史民俗資料館(屋外・屋内施設)、市立博物館
内容
・ふるさと村ウォッチング
・ふるさと村クイズラリー
・手すき和紙づくりの体験
・禮文窯(れいぶんよう)陶器市と楽焼コーナー
・型染(かたぞめ)の体験と即売
・機(はた)織り体験 ほか
☆市立博物館企画展「富士山信仰と富士塚」
日本人と「信仰の山・富士山」との歴史的なつながりを特集。
とき 5月21日(日曜日)まで
☆富士山ネットワークスタンプラリー
富士山周辺の5か所の博物館を全部回って、プレゼントをもらおう。
とき
4月22日(土曜日)〜5月7日(日曜日)
ところ
富士市立博物館
富士美術館(富士宮市)
奇石博物館(富士宮市)
富士山資料館(裾野市)
富士山御胎内清宏園(おたいないせいこうえん)(御殿場市)
市立博物館と歴史民俗資料館の利用案内
・開館時間
(4月〜10月)9時〜17時
(11月〜3月)9時〜16時30分
・休館日
月曜日(祝日は開館)
祝日の翌日
12月28日〜翌年1月4日
*5月の休館日は、
1日、2日、6日、8日〜10日、15日、22日、29日です
・博物館入館料
大人100円、小・中学生50円
*歴史民俗資料館は無料です
広見公園の整備に関する問い合わせは…電話みどりの課 51-0123 内線2663
市立博物館、歴史民俗資料館に関する問い合わせは…電話市立博物館 21-3380
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp