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富士市の未来のために
　鈴木清見市長は、富士市の未来を担う子供たちのために健康で、明るく、住みやすいまちづくりを進めるため、「未来につなぐ人間都市“富士”」を市政運営の基本理念として、市民の思いや願いが随所に生きる市政を推進していきます。
　新年度は、未来へ橋渡しするための「継承と新たな創造を考える節目の年」。平成8年度から始まる「ふじ21世紀プラン」後期基本計画と「富士30年構想」の策定に引き続いて取り組み、新たな21世紀のまちづくりの方向性を定めていきます。
　新年度に取り組む事業の中で、まず第一に挙げられるのは、地域防災計画の見直しです。1月17日に起きた阪神・淡路大震災は、想像を絶する戦後最大の地震災害となり、都市直下型地震の恐ろしさを思い知らされました。それを教訓として、新たな視点から防災対策を見直していきます。
　そのほかの具体的な新年度事業は、市民プールの移転建設や第二清掃工場（し尿処理施設）の建設、広見公園の整備事業などがあります。
　今回は、新年度の事業を五つの施策に治ってお知らせします。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 10月4日オープン予定の中央図書館正面

支える5本の柱（新年度施策）

自然や生活環境を守り、健康で安心して暮らせるまちづくり
思いやりと生きがいのある福祉のまちづくり
文化性豊かなひとづくり、まちづくり
安全で快適な都市（まち）づくり
活力に満ちた産業のまちづくり

自然や生活環境を守り、健康で安心して暮らせるまちづくり
◎第二清掃工場の建設
　　最新し尿処理方法を採用したプラントを建設します。
◎一般廃棄物最終処分場の建設
◎フロンガス対策事業
　　廃棄された冷蔵庫などからのフロンガス回収などを行います。
◎広見公園の整備
　　記念モニュメントの製作など、平成8年度の完成を目指して積極的に整備します。
◎霊園基本計画の策定
　　市営霊園の計画をつくります。
◎保健予防対策
　　予防対策と健康づくりを推進します。
◎中央病院のサービス向上
　　中央病院に総合情報システムを導入するための準備を進めます。


思いやりと生きがいのある福祉のまちづくり
◎高齢者福祉施設の整備
　　特別養護老人ホームなどの設置に対して助成を行います。
◎在宅福祉対策
　　ホームヘルパーをふやし、デイサービス（日帰りサービス）やショートステイ（短期入所）などの事業に力を注ぎます。
◎障害者の福祉対策
　　身体障害者療護施設や、心身障害者小規模授産所の整備に取り組みます。
◎保育園子育て支援事業
　　保育園を地域の拠点として、子育てを支援します。


文化性豊かなひとづくり、まちづくり
◎新しい中央図書館の開館
　　ことし10月のオープンに向けて、準備を進めます。
◎市民プールの移転建設
　　平成8年6月のオープンを目指し、工事を始めます。
◎こどもの国の建設
　　子供が、自然の中で夢を育てられるような施設を目指します。
◎義務教育施設の整備
　　（仮称）広見第二小の用地取得など、快適で豊かな教育環境づくりに努めます。
◎公民館事業
　　生涯学習や交流の場となっている公民館の運営に力を注ぎます。
◎国際交流
　　オーシャンサイド市や嘉興市との友好親善を図ります。


安全で快適な都市（まち）づくり
◎地域防災計画の見直し
　　阪神・淡路大震災を教訓に、地域防災計画の見直しや、避難路・避難地を整備します。
◎地震・津波情報システムの整備
　　地震・津波緊急警報受信装置を設置します。
◎新富士駅周辺の調査
　　岳南広域都市の拠点を目指し、新富士駅周辺の整備調査を進めます。
◎富士駅周辺の土地区画整理
　　駅前広場などを整備します。
◎第二東名自動車道の沿線整備
　　第二東名自動車道沿線地域の整備計画や、インター周辺の土地利用計画について検討します。
◎都市計画道路の新設改良
◎上・下水道の整備
◎市営住宅の整備
　　吉原団地の建てかえなど、市営住宅の整備を進めます。
◎コミュニティーの推進
　　公会堂の施設整備や、まちづくり推進事業への助成を行います。


活力に満ちた産業のまちづくり
◎PS灰有効利用促進事業
　　PS灰（ペーパースラッジ焼却灰）を土質材として有効利用するための実用化試験を進めます。
◎農業の振興
　　「富士のやぶ北茶」のPRや、土地改良事業に力を注ぎます。
◎林業の振興
　　高密度林道網の整備を進めます。
◎中小企業対策
　　小口資金や季節資金融資など、中小企業への支援を行います。
◎観光事業
　　須津川渓谷を整備するほか、「ロマンと泉の郷」などの観光PRに努めます。
◎商業の振興
　　地元商店（産品）愛用運動などを支援します。