「イチゴ」
「あきひめ」の収穫に忙しい落合和一さん(森下)
- 写真あり -
寒い日が続いています。風邪には十分気をつけましょう。風邪の予防には、外から帰ったら、まずうがい。そしてたっぷりの睡眠とビタミンCをとることが効果的。
イチゴは、ビタミンCの女王様と呼ばれており、7、8粒食べると、1日に必要なビタミンCをとることができます。今回は、とっても甘いイチゴの話題です。
富士市のイチゴ栽培の歴史は古く、昭和10年ころから始まりました。「宝交早生(ほうこうわせ)」「女峰(にょうほう)」などの品種を経て、今では「あきひめ」が主流になっています。市内で栽培されているイチゴの8割は、この「あきひめ」。酸味が少なく、大粒なのが特徴です。
ところで、なぜ富士市でイチゴ栽培が盛んになったのかというと、富士山の自然が関係しています。本来は初夏の味覚だったイチゴを冬から春にかけて出荷するため、イチゴの苗を8、9月ころに富士山の2合目へ運び、そこでにせものの「冬」を感じさせます。その後、ふもとへ戻ったイチゴは、ビニールハウスの中で「春」を感じ、赤く甘い実をつけるのです。
おいしいイチゴの見分け方
へたが濃い緑色で、実の全体が赤く、つやがあり、表面の粒々(種子)が立っているもの。まず、へたの近くを、そして最後に一番甘い先の部分を食べるのが「通」なのだそうです。