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【広報ふじ平成7年】第23回世論調査 こんな富士市にしてみたい

調査結果がまとまりました

将来のイメージは「田園・緑園都市」
 昨年8月に実施しました「第23回世論調査」の結果がまとまりましたので、そのあらましをお知らせします。
 今回のテーマは『こんな富士市にしてみたい』で、将来の市のまちづくりを進める「ふじ21世紀プラン」や「富士30年構想」の基礎資料となるものです。
 調査は住民基本台帳から無作為抽出した3,000人の皆さんにお願いし、2,021人の方から回答していただき、回収率は67.4%でした。設問は全部で25問で、「現状の居住環境に対する評価」や「将来のまちづくりのあり方」などについて伺いました。


Q・富士市の住みやすさはいかがですか
52.6%が住みやすい
 富士市全体の住みやすさについて伺ったところ、「非常に住みやすい」と「まあ住みやすい」を合わせた住みやすいと感じている人は52.6%と半数を超えています。
住みやすいはふえている
 また、昭和52年に行った調査と比較すると、住みやすいは7.3%ふえ、住みにくいは3.5%減っています。特に「非常に住みやすい」が、2.8%から10.5%へと大幅にふえています。
- 図表あり -


Q・住みにくいと思う理由は
大気汚染や騒音などの公害が多いから
 前問で「やや住みにくい」、「非常に住みにくい」と答えた人に住みにくいと思う理由を伺ったところ、「大気汚染や騒音などの公害が多いから」が41.6%、「交通の便が悪いから」が40.5%で、この二つの理由が40%を超えています。
- 図表あり -


Q・これからも住み続けたいと思いますか
 「ずっと住んでいたい」と「市内の他の場所へ移りたい」を合わせた、市内に定住を希望するは66.9%。
- 図表あり -


Q・工業振興に必要なことは
 今後の工業振興について、必要なことを伺ったところ、1・2・4がいずれも20%台で、意見がほぼ三分されています。
- 図表あり -


ミニミニ辞典
「ふじ21世紀プラン」とは
 富士市は、昭和41年に2市1町が合併してから、快適で住みよいまちづくりを進めるために、総合計画をつくってきました。
 現在の第三次総合計画を「ふじ21世紀プラン」と言い、昭和61年度から平成12年度(西暦2000年)までの15年間を目標期間として、「富士山をシンボルにみどりあふれる文化と産業のまち」を基本理念としています。
 平成7年度までを前期基本計画とし、平成8年度からの5年間を後期基本計画としています。このため、現在、後期基本計画の策定に着手しています。

「富士30年構想」とは
 市は、10〜15年を期間とした総合計画をつくり、まちづくりを進めてきました。
 しかし、社会・経済の状況は大きく変化しているため、より長期的・広域的な見地に立った「まちづくりのビジョン」をつくる必要があります。このため、30年先への対応を考え、富士市の未来の青写真、目標となる「富士30年構想しを策定するものです。
 構想は、高齢化率が最も高くなることが予想される、西暦2025年(平成37年)を目標として、平成6・7年度で策定します。具体的な施策は総合計画や市の各種計画で進めていきます。


Q・周辺の環境、日常生活にどの程度満足していますか
自然の豊かさに満足 公共交通機閑に不満
 周辺の環境や日常生活について、35項目に細分化して、それぞれの満足度の度合いを伺いました。紙面の都合により、この中から20項目についてお知らせします。

満足度ベスト5(非常に満足とまあ満足)
 1位 自然の豊かさ
 2位 上水道の整備状況
 3位 ごみの収集
 4位 日常の買い物の利便性
 5位 銀行や郵便局などの金融株開の立地状況

不満度ベスト5(非常に不満とやや不満)
 1位 鉄道や路線バスなどの公共交通機関
 2位 短大・大学などの設置状況
 3位 余暇施設や娯楽施設の状況
 4位 日用生活品などの物価
 5位 総合病院の整備状況

 全体的な満足度では「非常に満足」が1.0%、「まあ満足」が51.9%で、合わせて満足という人は52.9%と半数を超えています。
- 図表あり -


Q・交通網の整備について(複数回答)
 交通網の整備で最も力を入れるべきことは、「地区内の生活道路を整備する」が56.2%、「新幹線駅と在来線の接続をよくする」が51.5%で、この二つの回答が半数を超えています。
 職業別に見ると、経営・管理職、事務系勤め人、学生は「新幹線駅と在来線の接続をよくする」が最も多くなっています。
地区内の生活道路を整備する……………………………………56.2%
新幹線駅と在来線の接続をよ<する……………………………51.5%
国道や県道など市町村を結ぶ道路を整備する…………………41.7%
第二東名インターチェンジに接続する道路を整備する………37.4%
バスの路線や本数をふやす………………………………………30.4%
歩道橋や信号機など交通安全施設を整備する…………………20.6%
港を整備し海上の交通を便利にする………………………………6.6%
ヘリポートを整備し空の交通を便利にする………………………4.7%
その他、特にない、無回答…………………………………………7.6%


Q・高齢化社会への対応について(複数回答)
 高齢者人口の増加に伴い市が力を入れるべきことを伺いました。
 年代別に見ると、「高齢者の働ける“場”づくりを進める」は20代から50代の青・中年層に多い意見であり、60代、70代では「寝たきりや痴ほう性老人が入所できる施設を整備する」が最も多くなっています。
- 図表あり -


Q・少子化への対応について(複数回答)
保育所の充実
 少子化対策として、子供を健やかに生み育てるために必要なことを伺いました。
 性別に見ると、男女とも「保育所の整備や延長保育などの保育所機能の充実」を挙げた人が多いが、男性ではこれに次いで「教育費用の補助」、女性では「育児休業に対する法律・制度の整備」が多くなっています。
- 図表あり -


Q・新しい情報網の整備は
若年層ほど肯定的
 「CATV(有線テレビ)」、「キャプテン(文字図形情報ネットワーク)システム」、「FMコミュニティー放送」など地域を活性化させる新しい情報網の整備について伺いました。
 年代別に見ると、進めるべきと考える人は20代で61.9%、30代で56.9%、40代で55.0%と若年層ほど肯定的な人が多くなっています。
- 図表あり -


Q・土地利用について
 4つの項目について、伺いました。性別に見ると、男性では1から4のいずれについても「必要である」と回答した人が、女性を一割前後上回っています。地区別に「必要である」と回答した人を見ると1については浮島、原田、今泉などで半数弱を占め、2については田子浦、岩松などで多くなっています。
- 図表あり -


Q・富士市の将来のイメージは(複数回答)
「田園・緑園都市」
 将来どのような都市に発展させたらよいか、そのイメージを伺いました。男女とも「田園・緑園都市」が最も多く、女性では次に「福祉都市」、「環境共生都市」の順になっています。
- 図表あり -


Q・施設の整備について
 今後の施設の整備について、どの程度必要か伺ったところ、「ぜひ整備してほしい」、「整備してほしい」が『総合病院』では約9割、『美術館』、『大規模な多目的スポーツ施設』、『4年制大学及び大学院』は約6割を占めています。
- 図表あり -


Q・今後の重要な施策は(複数回答)
環境汚染の防止
 今後、なお一層住みよいまちにするためには、どのような施策が重要か伺いました。
 年代別に見ると、20代から50代で「環境汚染の防止」が最も多く挙げられ、60代では「保健医療」、70代では「社会福祉」が最も多くなっています。
- 図表あり -


 富士市の世論調査は、市民の皆さんのご意見を市政に反映するため、昭和46年から行っています。
 今回の調査は、将来の住みよいまちづくりのための貴重な資料となるものです。また、調査項目とは別に多くの人から貴重なご意見をお寄せいただきました。
 調査にご協力いただきました皆さん、どうもありがとうございました。

世論調査に関する問い合わせ 電話 広報広聴課 内線2822
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