【広報ふじ平成6年】特集 紙の街富士市だからこそ 紙を大切にしたい
朝起きて、新聞を読む。
冷蔵庫から、紙パックの牛乳を出して飲む。
トイレでトイレットペーパーを使う。
買い物は、包装紙で包んで、紙袋に。
喫茶店では紙おしぼり。
鼻をかむのはティッシュペーパー。
周りにある本、雑誌、箱、ノート…。
考えてみると、私たちの周りには、紙、紙、紙。
紙なしでは、生活できなくなっている私たち。
しかもここは「紙の街富士市」。
たくさんの紙を生産し、
そこで働く人もたくさんいる。
これほど私たちの生活に関係の深い紙だけれど、
紙とのかかわりを考えたとが、ありますか。
いらない用紙は、丸めてごみ箱へ。
使う紙は、質がよくて肌ざわりのいいもの。
これでは紙を大切にしてるとは、言えませんよね。
紙とのかかわりの深い私たちの生活。
そして紙とのかわりの深い富士市。
今一度、紙の大切さを考え直してみませんか。
まぜなら、紙の街に住んでいるのだから…。
今、時代はリサイクル まさに富士市は紙の街。だけど…
紙の生産量 日本一
富士市は、富士山の雪解け水が長い年月をかけて地下を通り、豊富にわき出てくる街。この澄んだ水が豊富にあることから、昔から紙の街として栄えてきました。
近代製紙が発祥したのは、今から115年も前の明治12年現在の上水道管理センター内(吉原公園西)で、手すき和紙工場鈎玄(こうげん)社が富士南麓(なんろく)で初めて製紙業を営んだのが始まりです。その場所には現在、記念碑が立てられ、富士南麓(なんろく)製紙業発祥の地であることを証明しています。
その後、明治22年に富士製紙が、米国から渡ってきた製紙機械を使った機械すきによる紙の量産に着手。やがて、市のほぼ全域に製紙工場が建設されました。
このように古くから続いてる製紙業は年々発達し、今や「日本一の紙の街」と呼ばれるようになりました。
平成4年に市内で生産された紙の総生産量は、約381万トン。これは全国生産量の13.5%を占め、日本一の生産量を誇っています。特に衛生用紙(ちり紙、トイレットペーパー、ティッシュペーパーなど)の生産量は多く、約33万トンで全国生産の22.4%。中でもトイレットペーパーは、約23万トンと全国生産の31.1%を占めています。
また、紙関係の年間製造品出荷額は、平成4年で約5,846億円。事業所数は約320で、約1万4,000人が働いています。(従業者四人以上)
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( 写真説明 ) ことしの8月11日に除幕された「富士南麓(なんろく)製紙業発祥の地記念碑」
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( 図表説明 ) 紙の総生産量全国比(平成4年)
胸を張って「紙の街」言えますか
このように、富士市の経済力を支え、私たちの生活に大きなかかわりを持っている「紙」。しかし、胸を張って「紙の街富士市」と言えるでしょうか。
確かに生産量は日本一ですが、「紙の街富土市なのに、紙をむだにしている」という言葉に心当たりはありませんか。
ごみを収集し、処理する第一清掃工場に集まる燃えるごみの量は年々、増え続け、今でほ年間約8万トン。このうち3割から4割が、紙と言われています。これがすべて古紙として資源になるとは言えませんが、大切な資源を捨ててある光景をよく見かけます。
新聞紙や段ボールを縛って、ごみの日に出してあるのはもちろん、最近特に目立つのが、ごみ袋のかわりに段ボール箱にごみを入れて出してあるもの。これらは、再生紙に生かせる大切な資源を捨ててしまっていることと、ごみをふやしていることの両方になります。
段ボールなどの紙はかさばるので、ごみ収集車が2回回収に行けば済むところも、3回行かなければなりません。また、焼却炉の負担も大きくなり、かなりのエネルギーと経費のむだになります。
このごみとして捨てられている紙を資源として古紙回収すれば、環境資源の保護とごみ削減の一石二鳥。本当の意味での「紙の街」となるには、紙を大切に使い、リサイクルすることが、今必要ではないでしょうか。
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( 写真説明 ) ごみ収集場所には、貴重な資源である「紙」が多く捨てられています
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( 図表説明 ) 衛生用紙(ちり紙・トイレットペーパー・ティッシュペーパーなど)の生産量全国比(平成4年)
つなげようリサイクルの輪
紙、瓶、缶、プラスチック…。今、いろいろな分野で、リサイクルが叫ばれています。技術が発達し、おむつやおしぼりが紙に、瓶も紙パックや缶に変わるなど、使い捨ての傾向が高まり、確かに便利な社会になりました。しかし、その便利な社会の代償が、私たちの住む美しい地球の破壊。私たちが地球を救うためにできることは、資源の節約、そしてリサイクルです。
特に紙は、木からつくられているため、リサイクルをすることが即、森林保護になります。もちろんごみの減少にもなりますし、また古紙を再生すると、木から紙をつくるときと比べ、三分の一から五分の一のエネルギーしか使いませんので、まさに地球に優しいリサイクルと言えます。
紙のリサイクルと言うと、すぐに思い浮かべるのは古紙回収ではないでしょうか。しかし、回収はリサイクルの第1段階。回収し再生されたものをもう一度使うことで、初めてリサイクルの輪がつながります。
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( 図表説明 ) リサイクルの輪
環境保全、ごみの削減、森林資源の保護を
(社)静岡県紙業協会 専務理事 松坂博文さん
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紙のリサイクルがなぜ必要かという理由は、大きく分けて三つあります。
一つは森林が破壊されているということ。世界中の森林が、紙をつくるためだけでなく、増加する木材の利用のため、どんどん伐採され、私たちを取り巻く自然環境を考える上で、深刻な問題になっています。
二つ目はごみがふえ続けていること。紙をごみとして出さないことで、ごみの削減、処理費用の節減につながります。
そして三つ目が、森林資源が限られていることです。近年、アジアでの紙使用量は、ものすごい勢いで伸びています。現在その地域では、サトウキビの搾りかすや、わらを原料にした質のよくない紙を使用していますが、パルプ(木材が原料で上質紙のもとになる)を使うということになると、地球上の森林資源では足りなくなってしまいます。ですから、皆さんに協力していただき、リサイクルを進めてほしいのです。
確かに、印刷紙などパルプを必要とする紙もあります。パルプを必要とする紙はそれを使用し、捨てずに回収する。そして、再生紙でよいものは再生紙を利用してもらうことが、今非常に大切です。
実際、再生紙にも、製造過程でペーパースラッジという廃棄物が出るという問題もあります。しかし、この廃棄物も歩道用ブロックや酸化防止剤などに再利用していますし、今後も研究を進めていきます。
捨てない
リサイクルの第一歩は、紙を大切に使って捨てないということ。古紙を回収したり、いらなくなった紙をいろいろなアイデアやひらめきで別のものにつくりかえて、再利用したりする方法もあります。私たちの身近にたくさんある紙。あなたなら捨てずにどうしますか。
ひょんなことから包装紙のとりこに
表紙の紙人形作者 入野多賀子さん(蓼原)
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人形づくりは、かなり前からやっていました。包装紙で人形をつくり始めたのは3年から4年前。何の気なしに包装紙を手でもんでいたら、とてもすてきな感じになったんです。それ以来、もったいなくて包装紙が捨てられなくなってしまいました。
包装紙で人形をつくると、何とも言えない味わいが出るんです。また、布や和紙と違って、いろいろな柄のものが身近にありますし、お金もかかりませんしね。包装紙でなくても、新聞紙や週刊誌、紙袋など、文字やマークが入っていても逆にポイントになっていいんですよ。
私の場合、包装紙を手でもむということで、包装紙を見る目が変わりました。最近では、お金と同じで、包装紙がたくさんあると落ち着くほど(笑)。だれでもちょっとしたひらめきで、身の回りにある紙をすてきに利用できると思います。空き箱にきれいな包装紙を張って入れ物にするなど、工夫してみたらいかがですか。
これからも、包装紙一本で人形をつくり続けたいと思います。私にとっては、まさに夢が膨らむ包装紙です。
毎月の古紙回収で効率よく
南町町内会長 大橋 譲さん
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南町町内会が古紙の回収を始めたのは、18年くらい前。途中、下火になったこともありますけど、役員から住民に協力を呼びかけ、今では地区の恒例行事になっています。
古紙回収は、資源の有効利用はもちろんのこと、町内会費の大切な財源になっています。また、最近、隣近所のつながりが少なくなっていますが、古紙回収を通じて、連携が生まれるという利点もあります。
回収を行うのは、月1回。地区によっては小・中学校が中心になって実施しているところもありますが、それだけだと年3年から4回の回収ですよね。そうすると各家庭に古紙がたまりすぎて、保管しておくところがなくなり、結局捨てることになってしまいます。大変ですけど、役員ががんばって毎月回収しています。
実際、毎月やっても、まだ家に古紙がたまってしまいます。そのため、公会堂に回収倉庫を設置し、必要なときに各自入れてもらうようにするなど、工夫して古紙回収を進めています。
上質な紙でできているのが牛乳パック
富士市消費者運動連絡会 代表 平野久子さん
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消費者運動連絡会(以下、消費連)は、市民からなる各消費者団体などの連絡会です。消費者の生活の安全と健康を守る運動、地球の資源や環境を守る運動を行っています。
その活動の中の一つが、牛乳パックのリサイクル。牛乳パックは上質な紙でつくられていますので、貴重な原料として、再生紙に生まれ変わります。しかも、ほとんどの家庭で牛乳を飲んでいますので、質のよい多くの「牛乳パック」という資源が町中にあふれていますからね。
消費連では、保健婦人センター2階の消費生活センターと、市役所2階の市民ホールに牛乳パック回収ボックスを置き、自由に回収ができるようにしています。回収できる牛乳パックは、飲み終わった後、切り開いてよく洗い、乾燥してから出してもらわなければなりません。しかし、それほど手間のかかる作業ではないと思います。
回収されたものは、製紙会社に持っていき、再生紙100%のトイレットペーパーに交換します。そして、それに「再生紙を使いましょう」と書いた帯を巻いて、生活展や保健婦人センターまつりでの景品にします。いくら回収しても、再生紙を使わなければリサイクルになりませんからね。
また、回収して再生紙にしなくても、自分で加工して再利用できることと、紙の上質さをPRするため、イベントなどで牛乳パックでつくった小物入れやいすを展示するほか、手すきはがきづくりなども行っています。
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( 写真説明 ) 牛乳パックでつくった小物入れ
牛乳パックの処理方法
はさみで牛乳パックを切り開いて、平らにします
↓
牛乳分が残っていると腐るので、よく水洗いをします
↓
ひもにつるすなどして、よく乾燥させます
↓
回収
市内で牛乳パックを回収しているところ
市役所2階市民ホール 回収ボックスを設置
保健婦人センター2階消費生活センター 回収ボックス設置。
東京電力富士営業所 回収ボックスを設置。何枚でも粗品進呈
キミサワ駿河台店 レジで回収。30枚で再生紙のトイレットペーパー1個と交換
富士宮信用金庫(松岡店を除く) 窓口で回収。50枚で再生紙のトイレットペーパー1個と交換
スーパー吉川全店 レジで回収。20枚でお買い物券20円と交換
ヤオハン八幡町店 毎月1日・15日にサービスカウンターで回収。30枚で1点。点数を集めて賞品と交換
コープしずおか全店 回収ボックス設置
ひのや全店 回収ボックス設置
☆このほか、学校や各種団体・機関などでも回収を行っています。
使う
いくら古紙回収に協力しても、再生紙を使わなければリサイクルにはなりません。実際、私たちの周りにある紙のうち、新聞紙、段ボールなど多くのものに古紙が利用されています。しかし、紙の製品を使うとき「再生紙だから。再生紙のものを」と考えていますか。1人1人が意識して、再生紙を使うことが大切です。
二度と再生できないトイレットペーパーだからこそ100%再生紙を
静岡県家庭紙工集組合SITIA 副理事長 臼井洋一郎さん
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SITIA(シティア)とは、静岡県家庭紙工業組合の愛称。紙の産地静岡から、緑の地球を救うための活動をしている、製紙会社の組合です。
活動の中心となるのが、シティア運動といって、再生紙を使ってほしいと呼びかけること。特に「二度と再生できないものだからこそ、トイレットペーパーは100%再生紙を」をキャッチフレーズに、再生紙利用の拡大を進めています。
再生紙というと、ごみからできているというイメージがあるからか、なかなか使ってもらえないのが現状です。でも、紙はごみではありません。紙は街の中にある森林。古紙は街の森林資源なのです。
安全・衛生面でも、100%パルプの製品と全く変わりません。しかも値段は、再生紙のトイレットペーパーの方が安いのですから、ぜひ使ってください。
特にトイレットペーパーは、すべての人が必ず使うものですよね。ですから再生紙のトイレットペーパーを使うことは、子供からお年寄りまで、だれでも簡単に、そして毎日できるリサイクルだと思うのです。
現在シティアでは、100%再生紙トイレットペーパーをシティアブランドとして販売しています。今後ティッシュ、ちり紙、キッチンペーパーなども商品化し、再生紙の利用拡大を進めていきます。
再生紙の利用で、これだけの立木が節約できます
立木20本分(樹齢20〜30年の木)=古紙1トン分(上質チラシや辞書、牛乳パックなどの上質古紙)=トイレットペーパー約5,000ロール(65メートル巻トイレットペーパー)
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( 図表説明 ) 100%再生紙のPRマスコット「グリッパーくん」
( 図表説明 ) シティアのシンボルマーク
紙を考える
今の私たちの生活は、周りを意識して見てみれば、紙なしでは成り立たないほど、たくさんの紙が使われています。しかも私たちは紙の街に住む市民。しかし、私たちと紙との関係を考えたことがあるでしょうか。富士市と紙、そして私たちが、お互いにいい関係になれば、紙を大切にできるはずですよね。
紙とのいい関係を求めて
市民グループ「カミニケーションFUJI会議」
代表 小山もと子さん(右) 事務局 高木義眞(よしまさ)さん
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カミニケーションFUJI会議ができたのは、昭和62年。「富士市ってどんな街ですか」と市民に聞いたとき、どんな答えが返ってくるだろうという疑問が出たことがきっかけ。その後、市民グループとして、紙の街富士市と市民との「いい関係」を求めて、さまざまな活動をしてきました。
主な活動内容を挙げると、紙をつくる・紙に触れる・紙でつなぐ・紙と遊ぶといった機能を備えた「紙の未来館」構想をまとめて市長に提言したり、富士市のイメージのアンケート調査をしたりしました。これらの活動の中に、古紙回収ボックスのデザインコンテストがあります。
古紙回収について論議したところ、気楽に古紙回収ができる方法がないという問題が出てきました。古紙回収が気楽にできると、暮らしまですっきりすると思うのです。そこで、夢があり景観を損なわずに、楽しく古紙回収ができるボックスが街にあればと考えました。
全国からデザインを募集したところ、343もの楽しいアイデアが集まりました。目盛りつきで、古紙がたまると何本の木が救えるかわかるものや、「ありがとう」とメッセージが出るものなど。そして、このコンテストの結果などをまとめた提言書を市長へ提出するほか、優秀作品を実際につくり、商店街へ置いPRもしました。
私たちのできることは、紙とのいい関係を持ってもらうよう、しかけるところまで。あとは、行政、そして市民一人一人が紙との関係を中心に、住環境などすべての生活をよりよくしていけるよう、考えてほしいと思います。
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( 写真説明 ) 平成5年4月13日古紙回収ボックスを市長へ提言
再生紙のアンケート
10月1日と2日、「紙のリサイクルフェア」がジャンボエンチョー富士店で行われました。
会場では、再生紙回収できる古紙のリサイクルクイズを行ったほか、再生紙アンケートも実施。
皆さんが再生紙についてどう考えているのか、ごらんください。
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( 写真説明 ) 紙のリサイクルフェア
Q.家庭で100%再生紙のトイレットペーパーわ使っていますか。
Q.トイレットペーパーを買うとき重視するポイントは。
Q.あなたの家では古紙をどう処理していますか
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紙のリサイクルは、みんなでやるから意味がある
この「取扱説明書」は再生紙で作られています。
私たちは環境・資源をたいせつにしています。この「取扱説明書」は再生紙を使用しています。
オフィスからはじめる、自然保護。このカタログはエコマーク認定の用紙を使用しています。
○○○は、地球環境の保護を重要と考え、このカタログは再生紙を使用しています。
★広報ふじは地球に優しい再生紙を使用しています
このカレンダーは再生紙を使用しています。
自分一人ががんばっても他人だけががんばっても、成り立たないのがリサイクル。みんなが紙とのかかわりを考え、紙によって生活や社会、環境がどのように変わるかを認識することが大切ではないでしょうか。
最近では、行政を初め、民間企業でもリサイクルを進めているところが、ふえてきました。
気をつけて見てみると、商品のパンフレットやカタログ、箱などに、「再生紙を使用しています」と書かれているものも多くあります。また、スーパーや銀行などの企業や、各種団体などで古紙の回収をしているところもあります。
市役所でも、紙のリサイクルを盛んに行っています。各課にリサイクルボックスを置き、不要になった書類などをこのボックスに入れ、それを古紙回収へ。もちろんコピー用紙などには再生紙を使用していますし、広報ふじや市民暮らしのカレンダーなどの冊子は、再生紙でつくっています。
また、環境衛生課では、「古紙回収モデル地区」として、年間約10地区を指定して助成金を出し、地域での古紙回収を進めるなど、積極的に取り組んでいます。
このように、行政、企業、市民の間で広まりつつある紙のリサイクル。しかし、まだ第一歩を踏み出したにすぎません。
みんなで「富土市は紙の生産量が日本一、紙のリサイクルは世界一」と、胸を張って言えるような、本当の意味での「紙の街富士市」を目指してみませんか。
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( 写真説明 ) 市役所では、不要になった紙は「リサイクルボックス」へ(上)。使う紙は再生紙です
このマークの入ったものは、再生紙でつくられています
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( 図表説明 ) グリーンマーク
( 図表説明 ) エコマーク
再生紙に関する問い合わせは……(社)静岡県紙業協会 電話35-5061
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