皆さん、毎日牛乳を飲んでますか。カルシウムを多くとるには、牛乳を飲むことが一番。…とは言っても今回は「健康のために牛乳を」というお知らせではありません。
実は、その牛乳の入れ物について。今ではほとんどが紙パックになっていますが、この紙パックは責重な資源。トイレットペーパーなどの原料として立派に役立ちます。
今回は、牛乳パックのリサイクルに取り組む教育現場からリポートします。
生徒会が牛乳パックを
10月17日、吉原二中では生徒会が中心になって、牛乳パックの回収を行いました。これは生徒会が、市内の小中学校の中にPTAなどが牛乳パックの回収をしているところがある、という話を聞いて企画。朝礼などを利用して全校生徒に呼びかけました。
この日、生徒たちが家庭から持ち寄った牛乳パックは、生徒会の役員によって段ボール箱の中に整然と横み重ねられていきました。集まった牛乳パックは、約500キログラム。市内の製紙会社へ持ち込み、買い取ってもらいます。その収益は、体育大会のときに設ける敬老席の接待費や、在校生から卒業生への卒業記念品代として活用されるそうです。
生徒会長の田中景子さんは、「以前から、アルミ缶の回収は行っていましたが、牛乳パックは初めて。資源の再利用は、とてもいいことだと思います。学校の生徒だけでなく、回収の日には近所の人も持ってきてくれるなど、リサイクルの輪が地域全体に広がったら、一番うれしいです」とにっこり笑って話してくれました。
もっと広げようリサイクルの輪
元吉原小や富士南小では、給食用の牛乳パックを回収しています。給食の後、子供たちは牛乳パックを広げ、きれいに保管し、その牛乳パックがたまると、業者が回収にやってきます。
牛乳パックの回収は、市内のスーパーや生活協同組合などでも行っています。牛乳パックは、ごみ箱へ捨てずにちょっと手間をかけるだけで、簡単にリサイクルできるのです。
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( 写真説明 ) 吉原二中では、生徒会が中心になり、牛乳パックの回収を始めました
( 写真説明 ) 元吉原小では、給食用のと牛乳パックを回収しています