そこに道があるから歩く
東海自然歩道を歩く会会長
糠塚良治(ぬかづかよしはる)さん(中央町)
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吉原公民館の主催事業として平成2年に「東海自然歩道を歩く会」は発足。広報ふじの募集記事を読んで申し込んだ糠塚さんは、初会合の日にいきなり会長に任命されてしまったとか。今では約60人の会員と一緒に、自主的に活動しています。
「東海自然歩道」とは、東京の高尾山から大阪の箕面(みのお)を結ぶ、全延長1,020キロメートルの長距離自然歩道。歩く行程を17キロメートルから18キロメートルくらいずつに区切り、年7回ほど歩いて進みます。東京から出発して、現在では愛知県足助(あすけ)町(香蘭渓(こうらんけい))まで到達。平成9年までにすべての道のりを踏破するのが目標と語る糠塚さん。「かなりのハイペースなので、自然と親しむというよりも、黙々と歩くという感じ。登山家が『そこに山があるから登る』と言うように、私たちもそこに道があるから歩くんですよ」と笑います。
学生のころから糠塚さんは、登山や旅行などで全国各地を歩き回っていたそうですが、結婚してからは、いつも奥さんと一緒。東海自然歩道はもちろん、最近は市内の「歩く健康づくり1万歩コース」を一緒に歩いています。特に岩松の「治水の歴史コース(岩本山公園、実相寺、かりがね堤など)」をよく歩いているとのこと。
「これから、もっと年をとったとしても、いつまでも妻と一緒に仲良く歩き続けていきたいですね。」