このコーナーでは、富士市の姉妹都市アメリカ合衆国オーシャンサイドの広報担当、ラリー・ハウマンさんから送られてくるホットな情報をお知らせしています。
ハロー!皆さん。今回は、オーシャンサイドの産業についてお知らせします。
=軽工業や電子産業が中心=
オーシャンサイドの産業は富士市ほど盛んではありませんが、多種多様な産業を持っています。しかし東海岸のように煙突がある産業とは違い、軽工業や電子製品ほか、多種多様で小さな産業を持っています。ですから、環境を損なうことがない産業がほとんどです。
オーシャンサイドのある南カリフォルニアで有名な産業は、電子産業と航空宇宙産業。しかし、これらは軍の予算に大きく頼っていたため、冷戦後の軍の縮小により、最近衰退してきています。これが、90年代初めにアメリカに起こった不景気から、カリフォルニア州が立ち直れない大きな原因です。オーシャンサイドには大規模な企業がほとんどありませんので、それほど影響は受けませんでしたけど…。
=市民の半分以上が他市へ通勤=
オーシャンサイドにある工場は、騒音などの支障のないよう、住宅地から離れた決められた区域に建てるように制限されています。住宅地は住宅だけ、工場地は工場だけとなっていますので、住民と工場とのトラブルもほとんどありません。
オーシャンサイドの工場や、それに関係する企業に勤めている市民は約半分以下。ほとんどの人が、サンディエゴなど、他の市へ通勤しなければなりません。
ほとんどが高速道路を使って通勤していますが、最近はロサンゼルスまでの通勤電車ができ、来年にはサンディエゴ行きも運行し始めます。しかし、自分の住んでいる街で働くのが一番。私たちの市には、産業のための土地がまだまだあり、市民と市の力で環境に優しい産業を発展させ、市内での就業の場を広げていきます。
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( 写真説明 ) オーシャンサイドの住宅街