もしものときに、あなたが安心していられるのは、みんながいるからです。あなたの生命とみんなの生命を結ぶ大切なきずな、それが愛の献血です。
皆さんからいただいた血液と思いやりのおかげで、たくさんの病気の人が助かり、命を救われています。
しかし、まだまだ血液の量が足りません。国内で必要な血漿(しょう)(血液成分の一つ)の多く(77.2%)は、海外から輸入しています。
あなたの温かい善意と思いやりを待っています。
献血の種類
献血は、すべての血液成分を献血する全血献血(400ミリリットル献血、200ミリリットル献血)と血液中の血漿や血小板だけを献血する成分献血とがあります。
全血献血は、すべての血液成分が含まれる「全血製剤」のほか、赤血球、血小板、血漿などの成分に分け患者さんが必要とする成分だけを輸血しています。採血にかかる時間も十分程度と短く手軽にできる献血です。
成分献血は、簡単な装置を用いて自動的に血液中の血漿や血小板と言った成分だけを採取し、赤血球などは再び体内に返す方法です。最も回復が遅いと言われる赤血球を返しますので体への負担が軽い献血です。
成分を取るため、30分から50分と時間はかかりますが、海外からの輸入に頼っている血漿を一人の献血者からより多く採取できます。あげる人にも、もらう人にもメリットがあるのが成分献血です。
献血で健康チェック
血液センターでは、献血された方の健康管理を目的として、血液について各種の検査サービスを行っています。
血液中のコレステロールや総たんばくなどの生化学検査を行い、その結果を献血後おおむね2週間程度で献血者全員にお知らせしています。
定期的に献血するとそのつど貴重なデータとなり、自分自身の健康管理のバロメーターになります。
少しだけの思いやり
献血した血液をそのまま使う輸血用血液については国内の献血で賄われていますが、血友病の患者さんなどの治療に使われる血漿分画製剤については、大部分を外国に依存しているのが現状です。血液は、人の生命を維持するために必要なものであると同時に人間の体でしかつくることができないものです。
国内ですべての血液製剤を賄えるようにするためにも、必要性の高い血液成分だけを献血していただく成分献血への協力をお願いしなければなりません。
地域、職場、学校、街頭で皆さんの優しさを少しだけ、病気やけがで健康に恵まれない人に分けてあげてください。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 献血できる基準
献血はこちらへ
●毎月第3木曜日 9時30分〜15時30分 市役所西口ヘ
●毎月最終土曜日 10時〜16時 JR富士駅前へ
●そのほか各地区などで行っています。日程は「広報ふじ」の毎月20日号をごらんください。
☆問い合わせ☆ 社会福祉課 内線2312