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【広報ふじ平成6年】まちかどネットワーク かけ橋 まだ見ぬ君へ…

 これから出会う友達、恋人、そしてこれからこの世に生を受ける愛の結晶。私たちは、今ある富士市の自然や文化をもっと豊かなものにして、まだ見ぬ君へ贈りたい。
 そんな思いがこの「かけ橋」という言葉に込められています。このコーナーでは環境、文化、福祉などをテーマに市民の皆さんの「熱い思い」をお届けします。

生ごみもEMボカシで優秀な有機肥料に

 毎日、台所から出る生ごみ。臭くて汚い生ごみもEMボカシという発酵堆肥(たいひ)材を使うと優秀な有機肥料に変わり野菜をおいしく育てます。
 EMとは作物をつくるのに有効な乳酸菌や酵母菌など、80種以上の微生物群を選び出して複合した培養液のこと。このEMをもみ殻や米ぬか、糖みつと混ぜてボカシという発酵堆肥材をつくるのです。
 小規模授産所ふじひろみでは、7人の通所生が協力しあってEMボカシをつくっています。まず、もみ殻などにEMをよく混ぜ合わせ、約1週間寝かせます。それを2日、3日乾燥させ、袋詰めすればでき上がり。市内で「販売用」EMボカシをつくっているのは、小規模授産所ふじひろみだけですが、各地区の婦人会や花の会など、自主的につくっているグループもふえています。
 さて、EMボカシを使って生ごみから有機肥料をつくる方法はというと、これが実に簡単。しっかり水切りした生ごみを密閉容器に入れ、EMボカシをまんべんなく振りかけます。あとは容器がいっぱいになるまで繰り返し、いっぱいになったら密閉して直射日光の当たらない場所で発酵させるだけ。
 生ゴミを発酵させてつくった有機肥料を使うと、キュウリは数多く、トマトは甘く、バラは花の色が濃くなるそうです。また、容器の底にたまった液は薄めて、水洗トイレや下水に流すとぬめりや悪臭がなくなります。
 EMボカシは生ごみの減量化だけでなく、生活を豊かにし、環境浄化に役立っています。
- 写真あり -
( 写真説明 ) EMボカシづくりに励む小規模授産所ふじひろみの皆さん

EMボカシに関する問い合わせは 環境衛生課 内線2050
添付ファイル
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