ロマンと泉の郷、原田地区の永明寺(ようめいじ)の西隣り、滝川沿いにあるのが鎧ヶ渕親水公園。ここには昔大きな渕になっていて、富士川の合戦のとき頼朝が渕の横の岩に鎧(よろい)かけて体を洗ったので、鎧ヶ渕と呼ばれるようになったとか。ほかにも、永明寺の小坊主が、渕に落としてしまった山刀(やまがたな)を潜って拾いに行ったところ、渕の主である美しい女性に会ったという伝説も残っている、ロマンときれいなわき水があふれるところ。
こんこんとわき出る水を利用したこの公園は、平成4年11月15日に開園。大小三つの池や滝、せせらぎを中心に、芝生広場や橋もあり、流れる水の音を聞きながら、またじかに水にふれてみるなど、涼しげな雰囲気に浸らせてくれます。6月12日から一週間は、富士ほたる愛好会によるほたる鑑賞会も開催。会員が育てた蛍を放し、夜空に舞う光のダンスを見ることができます。
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