平成6年は長期プロジェクトの「始動元年」
真新しい帽子とランドセルの1年生が、桜の花の下をにぎやかに歩いていく。「春」の始まりの季節です。
鈴木清見市長は、「未来につなぐ人間都市“富士”」を新年度からの市政運営の目標としています。
富士市の未来を担う子供たちのために、健康で、明るく、住みやすいまちをつくりたい。豊かな自然と世界に誇る富士山の恩恵を受けて、富士市だけでなく富士山南麓という広い地域でのまちづくりを進めたい。そんな思いが「未来につなぐ人間都市“富士”」に込められています。
新年度は、21世紀へ向けての長期的なプロジェクトの「始動元年」。平成8年度から始まる「ふじ21世紀プラン後期基本計画」づくりを進めます。長期的な、県東部拠点地区としての新富士駅周辺の整備、第二東名自動車道や「こどもの国」の建設など。
また、新年度の具体的な事業は、ゆったりと読書が楽しめる街のオアシスとしての（仮称）新中央図書館の建設を初め、市民プールの移転建設や第二清掃工場（し尿処理施設）の建設などがあります。
今回は、新年度の事業を5つの施策に沿ってお知らせします。
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平成6年度 5つの施策
自然生活環境を守り、健康で安心して暮らせるまちづくり
第二清掃工場の建設
最新し尿処理方法を採用し、1日当たり186キロリットルの処理能力を誇るプラントを建設します。
一般廃棄物最終処分場の建設
廃棄物処理マスタープランの策定
生ゴミの堆肥化事業
EM発酵ボカシによる生ゴミの堆肥化を推進し、ゴミの減量を目指します。
公園ルネッサンス
新通町公園と江尾公園をユニ−クで利用度の高い公園にリフレッシュさせます。
富士山麓ブナ林創造
富士・愛鷹山麓の環境保全に努めます。
保健計画の策定
予防対策と健康づくりを推進します。
中央病院のサービス向上
新館3階病棟を開設します。
思いやりと生きがいのある福祉のまちづくり
西保育園の移転改築
木の温かみのある木造平屋建てにします。
在宅福祉対策
ホームヘルパーをふやし、デイサービス（日帰りサービス）やショートステイ（短期入所）などの事業に力を注ぎます。
高齢者・障害者の住宅整備仲買金貸付事業
住宅整備資金の貸付限度額を上げます。
障害者の福祉対策
小規模授産所などの訓練施設や重度障害児（者）生活訓練ホーム「ひかりの丘」の運営の充実に努めます。
身体障害者ガイドマップの作成
身体障害者の利用可能な施設などのガイドマップをつくります。
勤労者の福祉対策
労働時間の短縮など、ゆとりの創造事業を推進します。
文化性豊かなひとづくり、まちづくり
（仮称）新中央図書館の建設
21世紀を目指す重要な施設として、平成7年秋のオープンに向けて準備を進めます。
市民プールの移転建設
平成8年度のオープンを目指し、プールや駐車場などの工事を始めます。
こどもの国の建設
子供が、自然のなかで夢を育てられるような日本一の施設を目指します。
神戸公民館の移転改築
市民の生涯学習や交流の場となっている公民館の運営に力を注ぎます。
歴史民俗資料館の整備
郷土史の学習コーナーなど、ことし秋のオープンに向けて整備を進めます。
文化振興財団の自主事業
ロゼシアターを舞台に富士少年少女芸術劇場やボルチモア交響楽団の公演など、すぐれた芸術・文化を広めます。
快適で住みよい都市（まち）づくり
新富士駅周辺の基礎調査
新富士駅周辺を、岳南広域都市圏の玄関口にふさわしい地域になるよう、整備を進めます。
富士駅周辺の土地区画整理
駅南口の地下式自転車駐車場や人工地盤を整備します。
第二東名自動車道の調査
インター周辺の都市基盤整備について、調査します。
電線類地中化事業
市役所周辺などの電線類を地中化させ、すっきりした景観をつくります。
地震防災対策
避難路・避難地を整備します。
コミュニティの推進
公会堂の施設整備やまちづくり推進事業への助成を行います。
活力に満ちた産業のまちづくり
土地改良事業
農道や用排水路の基盤整備を進めます。
農業の振興
「富士のやぶ北茶」のＰＲや茶園の防霜ファンの設置費補助を行います。
林業の振興
林道網の整備や拡充を進めます。
中小企業対策
中小企業に対して、小口資金や季節資金を融資します。また、中小企業が緊急経営支援資金などを利用した場合、利子補給を行います。
観光事業
須津川渓谷のキャンプ場や泉の郷の道標を整備します。
商業の振興
商店街診断事業や地元商店（産品）愛用運動などを支援します。
富士市 FUJI CITY Official Site
