富士川河口で野鳥観察 鳥と人間のかかわりを考える
渡辺修治(わたなべしゅうじ)さん(中央町1丁目)
- 写真あり -
野鳥の集う富士川河口。
日差しも一段と増して春を感じさせる富士川河口。カモメやカモたちが、波に揺らめきなからのんびり憩っています。
渡りの水鳥たちが集う富士川は全国的に野鳥観察マニアに知られた場所です。ここへ、最低でも月に3回は出かけると言う渡辺さん。持ち物は、双眼鏡、図鑑、天候や鳥の数などを記録するフィールドノート、そしてカメラ。今の季節だと、約50種類が確認できるのだそうです。野鳥観察の楽しみ方は、人によってそれぞれですが、「僕の場合は珍しい鳥を見たり、鳥の生態調査や環境のこと、写真を撮ることでしょうか」。
鳥たちの命、私たちのあした。
「鳥たちが快適に安心して暮らせる環境がだんだん少なくなってきています。便利でぜいたくな生活をすればするだけ、環境を知らず知らず汚してしまっている私たち。鳥たちの住める環境と命を守ることが、回り回って人間のための環境を守るのだということに、もう気づくべきではないでしょうか。野鳥観察を通して環境問題を考えるなど、今までとは違った世界が広がりました。野鳥は、その気になれば町中の公園でも観察できるのだそうです。ラ・ホール富士の近くにある新通町公園。ここにもスズメ、ヒヨドリ、シジュウカラと、10種類くらいは飛んできます。ふだん見過ごしている野鳥を、ちょっと観察してみませんか。