昨年9月に「第22回世論調査」を実施しました。その結果がまとまりましたので、あらましをお知らせします。
今回のテーマは「広報広聴」ついてです。調査は住民基本台帳から無作為に抽出した3,000人にお願いしました。
広報広聴について
市の仕事や催し物などの情報を皆さんにお知らせしたり、市政に対する皆さんの声をお聞きする。それらの仕事が「広報広聴」です。
広報ふじは、2市1町が合併した昭和41年11月に創刊しました。発行は毎月5日・20日の月2回。町内会を通じて市内のほとんどの世帯に配布しています。広報無線の屋外広報塔の数は、日本国内でもトップレベルの324か所。放送内容は午後5時のお知らせと火災や行方不明などの臨時放送が主体となっています。
広聴活動は「世論調査」「市長への手紙」「市政モニター」」「公共施設見学」などです。
21世紀に向けて、市民の意志を反映したよりよい市政を行うために、「広報公聴」の仕事について御意見をお聞きしました。
◎回収結果◎
★調査対象者 3,000人
★回答者 1,984人
★回答率 66.1%
*結果は百分率で表示しました。百分率は小数点以下第2位を四捨五入しています。また、複数回答もありますので、合計が100%にならない場合があります。
- 写真あり -
( 写真説明 ) ピン、ポン、パン「こちらは広報ふじです」
広報ふじ
Q.あなたは、市の仕事や催し物などを何によって知りますか。(複数回答)
91%の人が「広報ふじ」から
市の仕事や催し物などについては、9割以上の人が「広報ふじ」から情報を得ていると答えています。
2番目は「チラシ・ポスター」、3番目は「広報無線放送」となっています。この順位は、男女別、年齢別、地区別などの他の区分別でもほとんど同じでした。
- 図表あり -
Q.広報ふじは、皆さんの家庭へは何日ぐらいで届いていますか。
約3分の1の家庭へ5日以内に
広報ふじは、毎月5日と20日に発行しています。広報ふじが5日以内に届いている家庭は、全体の34.7%でした。
15日以内に届いていると答えた人の合計は71.7%。何日ぐらいで届くのかわからない家庭を含め、ほとんどの家庭へ届くには約2週間必要だと言えます。
また、5日以内に届いている地区の一番は、元吉原でした。
- 図表あり -
Q.あなたは、広報ふじをどの程度読んでいますか。
女性の方がよく読んでいます
「いつも読んでいる」人は男性の30.0%に対し、女性38.0%。女性は男性より広報ふじをよく読んでいます。
全体で「いつも読んでいる」「大体読んでいる」と答えた人の合計が74.6%。「たまに読むことがある」人まで合わせると95.5%になります。
- 図表あり -
Q.広報ふじの色刷りと白黒刷りとでは、どちらの方が見やすいと思いますか。
男性は女性より色刷り好み
全体で「色刷り」の方が見やすいと答えた人は41.6%、「白黒刷り」の方が見やすいと答えた人は29.7%。
「色刷り」と答えた人の男女別は、男性46.7%、女性36.8%となっています。
- 図表あり -
Q.あなたは、広報ふじに今後、どんな記事を取り上げてほしいと思いますか。(複数回答)
市の行事やお知らせ、福祉や健康などの情報
「市の行事やお知らせなど」34.6%、「福祉や健康などに関する情報」28.9%と続いています。男女別で見ると、「市の施策や予算など」は男性が多く、「衣食住に関する家庭記事」では女性が多くなっています。また、年齢別では、20、30代の「福祉や健康」への関心の低さが目立っています。
- 図表あり -
広報無線放送
Q.あなたのお宅では、窓をあけた状態で、広報無線放送の内容をどの程度聞き取れますか。
72.0%の家庭で聞き取れています
「よく聞き取れる」「大体聞き取れる」の合計は、72.0%でした。昭和53年、62年の調査とも約42%だったので、改善されていることがわかります。原因は、放送が重複して聞こえる地域を解消されるため導入した「二分割放送」などが挙げられます。
- 図表あり -
Q.火災の広報無線放送は必要だと思いますか。
約9割の人は「必要である」
ほとんどの人は、火災の広報無線放送を必要だと思っています。「必要である」と答えた人は、居住年別では生まれたときから住んでいる人が95.2%、職業別では自営業が94.4%で一番多くなっています。
- 図表あり -
市政カレンダー
Q.あなたの家庭では市政カレンダー(富士市民くらしのカレンダー)を利用していますか。
半数近くの人が利用
全体では、46.1%の人が市政カレンダーを利用しています。利用している人の割合が多い地区は、伝法、広見、原田の順になっています。また、年齢別では七十代が54.9%、職業別では農林漁業が68.2%で一番多くなっています。
Q.「利用している」と答えた方に伺います。あなたは市政カレンダーをどの部屋で利用していますか。
大部分は居間と台所
市政カレンダーを利用している人の80.7%は、「居間」と「台所」で利用しています。
家族構成別で見ると、「居間」の一番は、単身世帯で69.0%。「台所」の一番は、親と子の2世代で生活している家庭で37.2%です。
- 図表あり -
- 写真あり -
( 写真説明 ) 屋外広報塔はしないに324か所。国内最高レベル
市政について
Q.21世紀に向かう市のあり方について関心がありますか。
約8割の人は関心があります
「非常に関心がある」「やや関心がある」の合計は、80.5%でした。また、「非常に関心がある」と答えた人は31.9%。昭和62年の調査が17.0%だったのと比べると市政への関心が高くなっていることがわかります。
- 図表あり -
Q.よりよい市政を行うためには、市民による市政参加が大切だと思いますが、あなたは、今の市政は市民の意思を反映していると思いますか。
「普通」と答えた人が44.7%
「普通」と答えた人が半数近くの44.7%となっています。
「よく反映している」「ほぼ反映している」と答えた人を見ると、男女別では男性が16.4%。年齢別では70代が24.3%。職業別では農林漁業が36.3%。地区別では浮島が20.0%で一番多くなっています。
- 図表あり -
広聴活動
Q.あなたは、今までに市に対して何か意見や要望などを伝えたことがありますか。
「ない」が85.3%
ほとんどの人は、今まで市に対して意見や要望などを伝えたことがないと答えています。
「ある」と答えた人の一番多い地区は、広見と丘でともに19.3%となっています。
Q.「ある」と答えた方に伺います。どのような方法で伝えましたか。(複数回答)
市議会議員や町内会の役員に話をした
市に対して何か意見や要望を伝えたことがある人の半数以上が、その方法として「市議会議員や町内会の役員に話をした」と答えています。職業別では農林漁業が90.9%で圧倒的に高い割合になっています。
- 図表あり -
- 写真あり -
( 写真説明 ) 公共施設見学は広聴活動の一つ。昨年の8月に「親子施設見学」で公設卸売市場へ行きました。
富士市の世論調査は、広聴活動の一つとして昭和46年から始め、皆さんのご意見を市政に反映させています。例えば、「国際交流をテーマに二回の調査を行い、その結果をもとに嘉興市と友好都市提携、オーシャンサイド市と姉妹都市提携を結びました。
「広報広聴」をテーマにした世論調査は、昭和53年と昭和62年に行い、今回で3回目。調査結果をもとに、皆さんに愛される「広報広聴」を目指しています。
今回の調査にご協力いただいた皆さん、どうもありがとうございました。
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◆世論調査に関する問い合わせ
電話 広報広聴課 内線2823