昨今、子供に対するイメージが、大分さま変わりしてきたとは思いませんか。
今どきの子供たちは、遊びに費やす十分な時間がなく、屋外に出るより、てっとり早く遊べるファミコンをしたり、一人でテレビを見たりしながら過ごします。
けいこごとや、塾に行くのは当たり前。友達と遊ぶのだって、ちゃんと約束してからでないと遊べません。
小学六年生ともなれば94%が勉強部屋を持ち、「遊びよりも勉強してほしい」という親の期待をヒシヒシ感じながらも、54%の子供たちが、学校を休みたいと思ったことがあると答えています。
これは、このほど市が「こどもの町づくり推進会」委員と一緒にまとめた、子供の実態調査資料『小さなホンネ』の中の一部です。
冊子『小さなホンネ』は、昨年の「こどもの遊び場マップ」に続く第2弾。
23の小学校の、4年生から6年生約2,200人を対象に、アンケート形式で行われました。設問は全部で37問。
今回の調査のきっかけは、前回の「こどもの遊び場マップ」づくり。実地調査のため、市内199か所の遊び場を回っても、子供の姿が見えない。
子供たちが何を考え、どんな行動をしているのか、そのなぞ解きの一つとして実施されたものです。
『小さなホンネ』は、回答の信頼性や妥当性についても、十分高いものであるとの専門家のお墨つき。
ただし、同じデータでも人によって解釈が異なるわけですから、あくまでも子供の側に立って、ごらんください。
子供の生活環境がどうあるべきかを考えたり、人間性豊かな子供にどう育てたらよいのかを考えるとき、大いに参考になる生きた資料です。
印刷部数は1,000部。市内の小・中学校、公民館、図書館、そのほか、教育関係、福祉関係機関に配布してあります。
詳しいことのお問い合わせは、児童福祉課へどうぞ。
Q&A
Q1.あなたはテレビゲーム(ファミコン、ゲームボーイ、ゲームギア)を持っていますか
- 図表あり -
Q2.ふだん、一日に何時間ぐらいテレビを見ていますか(ファミコンの時間も入れて)
- 図表あり -
Q3.あなたの勉強部屋は
- 図表あり -
Q4.あなたは塾に通っていますか
- 図表あり -
Q5.お父さんやお母さんの今の希望はあなたに勉強してもらいたい?遊んでもらいたい?どちらと思いますか
- 図表あり -
Q6.学校を休みたいと思ったことがありますか
- 図表あり -