外国人の子供たちにボランティアで日本語教室
池田(いけだ)のり子さん(石坂)
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親睦と交流の輪を広げたい。国際交流のボランティアグループ「ザ・コスモス」には、言葉や文化を超えて、さまざまな国の人々が集まってきます。今、どこの街でも外国人がふえていますが、富士市は浜松、静岡に次いで外国人の多い街です。
グループの代表メンバーである池田のり子さんは、「人間として考えていることは皆同じ。おしゃべりをして、ダンスで汗をかいたりしながら、親睦と交流の輪を大きく広げたい」と、話してくれました。
子供たちの日本語教室。グループでは昨年の夏から、子供たちのための日本語教室を開いています。日常会話は何とかできても、細かいニュアンスや言葉の意味がわからない子供が多いからです。講師も、もちろんボランティア。
「日本語のレベルがみんな違うから、その子にあった教え方をしたいし。だから、マン・ツー・マン。本読みを聞いたり、学校の宿題も見ます。歴史が難しいようですね。それぞれの学校と連絡ノートをつくりました。
表情がすっかり明るくなって、笑わなかった子供が笑ったよとか、学力がアップしたとか、うれしい連絡があります。この間は、雪にさわったことのない子供たちのために、富士山に行ってきました。
一生懸命に学ぶ子供たちの姿は、私にとっても学ぶことが多く、励みにもなっているのです」。