市内で初めての施設
「ひかりの丘」のホーム長
望月敏啓(もちづきとしひろ)さん (境・64歳)
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市内で初めての施設。
厚原のスポーツ公園西側に、重度障害者の生活訓練ホーム「ひかりの丘」が完成しました。家庭での介護の負担を少しでも軽くしようというのが目的。こうした施設は市内で初めてで、初代のホーム長は、望月敏啓さんです。
「現在は、19歳から29歳までの5人が通っています。みんな障害の程度が1級、2級ですから目が離せない状態で、家庭での介護はとても大変だろうと思います。どれほどの助けになるのかわかりませんが、入所生がここにいる間は家庭介護の軽減になればと・・・。まだ始まったばかりですから理想を高く掲げずに、当面は『あしたもまた来たいなあ』と思えるところにしたいと考えています」。
課題はみんなで解決。
ホームの訓練時間は、午前9時30分から午後5時まで。それぞれの身体状況に合わせた機能訓練が、毎日繰り返し行われています。
「正直言って3人の指導員は食事の世話もありますから、休憩がないような状態です。しかし皆熱心で、入所生に目立った進歩は見えなくても『生活の自立が、いつかはきっと』の気持ちで頑張っています。
課題もあって、送り迎えをしてほしいとか給食の希望があります。これら一つ一つの問題を、みんなと一緒に考えながら少しづつ解決していこうと思っています」。