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低血圧

　低血圧とは、最大血圧100以下のものを指します。高血圧の場合と同じく、原因が見当たらない場合には本態性低血圧、明らかな原因となる病気がある場合を二次性、または症候性低血圧と言っています。
　低血圧は、心臓、内分泌、特殊な神経の病気等で血圧の下がっているものを除き、昔から体質的なものと言われて、あまり問題にはされませんでした。しかし多くの低血圧の人は、さまざまな症状に悩まされています。
　すなわち、体がだるい、疲れやすい、頭が重い、肩が凝る、目まいがする、耳鳴り、眠れない、不安、いらいら、動悸、息切れなどの症状があり、やややせ型で、性格的に神経質な人が多く、これらがさらに症状を悪化させる傾向を示します。このように、低血圧の人にしばしば見られる症状では、自律神経系の調節異常が根底にあるようです。
　低血庄の人は、偏食、運動不足、精神不安等、自分の生活に改善すべき所はないか考えてみてください。例えば、好き嫌いなく食べる、適度な運動をする、気分をリラックスさせる、規則正しい生活をする、たばこ、コーヒー、紅茶を大量にたしなまない等で、かなり症状は改善されるでしょう。
　そして、このようなことをしても改善がない場合は、特別な原因があるかもしれません。また、特別な原因はなくても症状が激しい場合は、病院で受診してみてください。　
〈富土市医師会〉

レーダー通信
　昔は正月の風物詩であったこま回しやたこ揚げなど、屋外で遊ぶことが少なくなってしまいました。新年宴会の後は肥満体となってしまいます。屋外で運動するようにしましょう。