「オーシャンサイド広報担当ラリー・バウマンさんからのお便り」
今回は、ことしオーシャンサイドが行っている新事業の1つをお話しします。
−旧学校を生かしたい−
オーシャンサイドには、1931年に建てられた学校があります。この学校は、カリフォルニア建築で有名な建築家がデザインしたもので、以前は英語学校や小学校として、広く利用されていました。しかし20年前から廃校の状態。建物自体も痛んできています。この歴史的建造物を守ろうと、3年前に市がこの建物を買い取りました。しかしどのように活用していくのかが一番の問題。そんなときに市を動かしたのは市民パワーでした。
−旧学校をふれあいの場所に−
多くの市民団体から上がった意見は、この学校を地域のふれあいの場所である公民館にしては、というものでした。確かにこの旧学校のある地域には、公園もなく、市民のふれあいの場がないのが現状です。
この意見に市議会は、この学校が地域の誇りの源となり、活性化につながるのではということで大賛成しました。
復元費については、企業や各種団体から材料や労働力の寄附を受けることに決定。うれしいことに、地元の土建業者や企業、市民団体、市民などから多くの支援をいただくことができました。
現在この学校は、土建業者や地域の住民から寄附を受けた材料と、ボランティアの人たちの労働力によって、オーシャンサイドの誇りとして着々と変身してきています。すでに新しい屋根、ドア、内装などが完成しました。
60年前の建物を、元のように復元するのは大変な労力と技術が必要です。しかし旧学校を復元するということで、市民、行政、企業が地域をよくしようと一つにまとまりました。
ことしはこの建物が完成します。これをみんなが待ち望んでいるのです。