玄人はだしの作詞家
手がけた歌謡作詞は80曲
井出 勲さん (久沢・74歳)
- 写真あり -
玄人はだしの作詞家
久沢にお住まいの井出勲さんのペンネームは、「いでいさお」この名前で、既に80曲のオリジナル歌謡曲の作詞を手がけてきました。プロに作曲を依頼し、メロディーがついたのも30曲くらい。中には、地元の老人クラブ「久沢南長寿会の歌」というのもあります。
鷹岡地区の文化祭では、この長寿会の歌を含めて合計3曲、井出さんのオリジナル歌謡曲か歌われました。「歌詞が親しみやすくて、とても歌いやすい」と評判も上々。趣味とはいっても、作詞の腕前は玄人はだしです。
生きる楽しみ。
井出さんの作詞のヒントは、何げなく見ているテレビ。ふっと見たもの、聞いたものが大事な作詞のヒントになり、それは大体2番目の歌詞になるのだそうです。その2番目の歌詞をもとに、1番と3番をドラマ風に組み立て完成させます。
今までで特に気に入っているのは、女優岡田嘉子の半生をうたい上げた『白蓮の女(ひと)』や、「花は葉を見ず、葉は花知らず」の歌詞の入った『彼岸花の夢』。また、亡くなった奥さんとの旅に残した思い出『追憶の岬』など。
「亡くしたとき(奥さん)、一時は全く張り合いがなくなりましたが、自分の歌詞にメロディーがついたりして、生きる楽しみがまたできました」と、話してくれました。