新米が出回る季節になりました。5回目の今月号は、農業にまつわる話のあれこれ。
ブラジルの米は陸稲です。カリフォルニア米と同じように、形は細長いのだそうです。日本の米は、甘みや粘り気がありますが、ブラジル米はパサパサといった感じ。お父さんの吉田久雄さんは「日本米はおいしい」と言いますが、娘さんたちは「どちらとも言えず、わかんない」と首をかしげます。
ブラジル米の収穫時期は、3月から4月にかけて。すべてが機械化されていて、大型のコンバインで刈り取りから脱穀、袋詰めまでを済ませます。
また、農家にはコンクリートやレンガの頑丈な塀がめぐらされています。泥棒よけだそうで、何しろピストルや機関銃を持って武装して来るのだそうです。吉田さんの親類でも、トラクター3台を持っていかれてしまいましたが、国は広いし、国境もすぐに越えられるのでなかなか補まらないのだそうです。
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空 Ceu (セーウ)
米 Arroz (アロース)
土 Terra (テーラ)
車 Carro (カーロ)
*「R」の発音は、巻き舌にして振動させながら音を出します。