電柱を少しずつなくしてください
今泉にお住まいの杉山泰子さんから、市長への手紙をいただきました。「林立する電柱を少しずつなくしてください。ほかの街にはない、富士山と共存できるまちづくりをしてほしいと思います」とのお便りです。
<市長への手紙>
後ろを振り返って富士山を見ようとすると、必ずその前に電柱の林立。富士山を、すっきりどこからでも見えるようにするため、電柱を少しずつなくし、高層ビルを制限し、ほかの街にはない富士山と共存できるまちづくりをしてほしいと思います。
高度成長で経済的には豊かになったので、次は自然を大切に、富士山を大切にと考えます。電柱をなくせば、すっきりとした富士市ができ、美しい町並みに変わるのではないでしょうか。
文化会館周辺の地中化を始めます
<市長の答え>
豊かな自然に恵まれた富士市は杉山さんのお手紙にもありましたように、富士山を抜きに考えることはできません。
市民の皆さんの価値観や考え方が「物から心へ」と変化した今日、自然環境との共存を図りながら、「ゆとり」と「潤い」のある都市空間を創造する施策が、今や重用課題となっています。
市は、昨年度「富士市都市景観形成ガイドプラン」を作成しました。これに基づいてさまざまな試みを行いますが、電線の地中化もこれらの施策の中の一つです。平成5年度は、建設中の文化会館周辺の地中化を予定しています。
美しく個性的なまちづくりを、市民の皆さんと一緒に、少しずつ進めていきたいと考えています。