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本好きな皆さんに、耳寄りなお話。
現在市内には、中央、東、西、富士文庫の四つの図書館と、移動図書館車ふじ号、そして客車を改造した「でごいち文庫」があります。このうち、中央図書館が新しく建てかえられることになり、着々と準備が進んでいます。
建設着工は来年度から、開館は平成7年度の予定です。
今月号では、基本設計をもとに生まれ変わる図書館を紹介します。
場所は、大月線に面した静岡県製紙工業試験場の跡地で、規模は、延べ床面積6,000平方メートルと大きなものです。
建物は、地上4階、地下1階です。
富士山のふもとの図書館ですから、至るところに富士山をテーマにした場所を設けました。
まず、富士山のような形をした大屋根。
富士山が、額縁の中の絵のようにピタリとおさまるラウンジ(休憩室)など。
利用する皆さんにとって親しみのある建物になるよう、大月線に面する部分の外壁はゆるやかな曲線です。また、やわらかな自然光をできるだけ取り入れるための工夫を凝らしました。
車は、86台が駐車できます。
駐車場は、敷地の南側と西側にあって、半地下と地上の立体駐車場になっています。
図書館の心臓部は、何といっても開架室。利用者が自分で本棚から出して閲覧する部屋です。
開架室は、全部1階にまとめました。ですから、児童向けの本、一般向けの本、新聞雑誌、ビデオやCD、カセットなどの、コーナー全体が見渡せます。
中央に、貸し出しカウンターと資料の質問や本の相談もできるレファレンスカウンターがあります。
肝心かなめの蔵書数は、すべての本を含めると61万6,000冊にもなります。
たくさんの本の中で、ゆったりと読書のできる場所。映画や音楽も楽しめる場所。中に入ると、ホッと一息つける場所。
そんな、街の中のオアシスとなる図書館を目指しています。
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〔新中央図書館の概要〕
☆開館は 平成7年度予定
☆場所は 県製紙工業試験場跡地
☆建物は 地上4階、地下1階
☆駐車場は 86台駐車可能
☆蔵書数は 61万6,000冊
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( 図表説明 ) 地図