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【広報ふじ平成4年】フレンドリーシティーオーシャンサイド

富士市とオーシャンサイド市が友達になってからもうすぐ1年。
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 富士市とアメリカ合衆国オーシャンサイド市が姉妹都市提携を結んだのは、昨年の12月2日。もうすぐ1年になろうとしています。この間、市民を中心に活発な交流活動が行われています。
 市でも6月に、富士市とオーシャンサイドを結ぶ「富士市民友好の翼」に市民を募り、富士市民とオーシャンサイド市民との交流を深めてきました。この友好の翼は、来年も行われる計画があります。また、来年の4月から、英語指導助手(AET)をオーシャンサイドから受け入れる準備も進めています。
 今後も、市民を中心にさまざまな交流が期待されています。そこで今回は、オーシャンサイドとの交流にかかわっている人の中から、3人にお話を伺いました。


「若い人にオーシャンサイドを見てほしい」

富士商工会議所 富士市国際都市交流協会 宮本正敏さん
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 富士市とオーシャンサイド市が姉妹都市提携を結ぶ前から、この交流にかかわってきましたが、一番うれしいことは市民がとても積極的に交流を求めていることですね。この10か月間だけで、いろいろな団体とオーシャンサイドとの交流の橋渡し役を、市国際交流室とともにしてきたんです。茶道の和光会、富士常葉短大のホームステイ、富士市民友好の翼、ガールスカウトの交流、障害者を募ったふれあいの翼、青年会議所の姉妹提携など、これからもどんどんふえてくるんじゃないかなぁ。忙しくなるけど本心はすごくうれしいですね。
 オーシャンサイドには4回行きましたが、行くたびに「いい所だなあ」ってつくづく思いますね。
気候はいいし、青い空と一年じゅう泳げる海と白い砂。人は陽気で朗らかで友好的。人と人との交流をするには、最高の場所じゃあないのかな。
 今後、市や市民を中心とした交流が活発に行われていくと思いますけど、私が一番望んでいることは若い中・高校生の国際交流です。若いうちにホームステイなどでオーシャンサイドを見て、感じてほしい。そして広い視野と国際感覚を持って、広く世界を見つめてほしいですね。もちろん若い人だけではないですけど。個人個人がそれぞれの目的を持って、企業視察でも勉強でも観光でもとにかく気軽な気持ちで行ってみて、何か一つでも刺激を受けたり、学んたりできたら、すばらしいことだと思いませんか。
 また、オーシャンサイド市民を富士市へよんでみたいですね。富士市には国際都市交流協会に登録しているボランティアのホストファミリーが90人いますから。形式ばらない人と人との交流を、これから進めていきたいですね。


「交流を、心を開くきっかけに」
「富士市民友好の翼」でつかんだ国際交流

ガールスカウト日本連盟 静岡県支部 トレイナ一山口協子さん(神谷)
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 とにかく子供たちを海外へ出してあげたいという気待ちを、いつも持っていたんです。そんななかでオーシャンサイドとの姉妹都市提携が決まり、これはいいチャンスだと思い、すぐに話を進めていきました。「富士市民友好の翼」に自分自身が参加し、オーシャンサイドのガールスカウトと会い、なんとか来年の7月に私たちの団を迎え入れてもらう約束をしてきました。富士市とオーシャンサイドのガールスカウトが交流し、心を開くきっかけに、そして自分が海外で何ができるかをつかんでほしいんです。海外に出て交流すれば、富士市のよさもわかりますしね。
 実際に海外へ出る以外にも、いろんな形での国際交流がある思うんです。例えば自分の子が海外に行きたいと言ったら、バックアップしてあげるとか。自分の中に、何か国際交流のためにできることがあるはずです。また、市がオーシャンサイドをビテオで紹介するなどすれば、実際に行けない人も様子がわかるし、行きたい人もふえるのではないでしょうか。


「障害者でなければできない体験を」
富士ふれあいの翼 11月にオーシャンサイドへ

富士ふれあいの翼 実行委員長 井上暉英さん(宮島)
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 「富士ふれあいの翼」は障害者も国際交流に参加しようと、ふれあいショップあゆみの通所生を中心に、11月にオーシャンサイドへ旅立ちます。平等と言われながらも、障害者は海外旅行もなかなかできない。この壁を破りたい、それが最初の思いでした。
 また、障害があるからこそできる国際交流があると思います。オーシャンサイトの障害者と言葉を超えた心のふれあい。障害者同士でなければわからない心と心のつながりがあるはずです。
そして日本とアメリカでの障害者に対する気持ちの違いを、体で感じてきてほしい。これらは健常者には絶対にわからないことですから。
 今回のふれあいの翼は、ある意味で冒険です。姉妹都市ということで福祉施設や現地の人に迎え入れてもらうことになりましたが、これからも様々な壁が出てくるでしょう。その壁を破るために、より多くの人に理解して協力してほしい。そして今回の計画を成功させ、次回へつなげたいと願います。


オーシャンサイド PROFILE(プロフィール)

アメリカ合衆国の西海岸、カリフォルニア州の南に位置する美しい街。ロサンゼルスから南に135キロメートル、メキシコ国境の都市サンディエゴから北に58キロメートルの所にあり、サンフランシスコ、ラスベガス、グランドキャニオンなどへの利便性にもすぐれています。
 気候は温暖で、1年じゅう快適な生活が楽しめます。白い砂浜と青い海が広がり、マリンスポーツなどが盛んに行われています。
 平成3年12月2日に、富士市にオーシャンサイド市長一行を迎え姉妹都市提携を結びました。


OCEANSIDE NOW(オーシャンサイド ナウ)

 このコーナーでは、オーシャンサイドの広報担当者から送られてくるホットな情報を、毎月広報ふじの20日号で紹介していく予定です。オーシャンサイドについて知りたいことがありましたら、どんなことでも結構ですから、遠慮なく広報広聴課まで。
OCEANSIDE HARBOUR DAYS(オーシャンサイド ハーバー デイズ)
 オーシャンサイドでは、9月19日・20日に景色のよい小さな港で行われる「オーシャンサイド ハーバー デイズ」に、何万人もの観光客を迎え入れます。
 これは、年一度の最も大きなイベントで、美術・工芸店などが立ち並び、また市長杯レガッタレース、ジェットスキーレース、パラシュートショー、参加者自作のボートで競われるレースなど、多くのイベントでにぎわいます。
 このイベント以外にも、夏じゅうビ一チや公園で、サーフィン大会、ミュージカルなど数多<の行事が行われ、市民は海岸都市の魅力を満喫しています。
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
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